トカジノフ (角川文庫 と 15-1)
トカジノフ (角川文庫 と 15-1) / 感想・レビュー
masa
風が吹けば桶屋が儲かる。つまりエンターテインメント性重視で小説を手にするとき求めている構造はそれだ。どれだけ派手にバタフライエフェクトするか。若きショッカー隊員は世界を混乱に陥れるべく勉学に励む。その前に妙に部屋の片づけをしたくなる。片づけ中に親の本棚から抜いた青春の門を見つける。思春期に読むとムラムラする。自家発電で解消したら、賢者タイムがおとずれ世界征服なんてどうでもよくなる。そして今日も世界平和が守られる。的な。僕らはインプットからアウトプットが予測できないピタゴラスイッチの玉になりたいアニマルだ。
2020/09/25
H!deking
もうやっぱり最高だった(笑)これから忘年会なので明日には内容忘れてると思うぜ!(笑)153
2017/12/28
サイバーパンツ
倫理観ゼロな登場人物の織り成すブラックユーモア満載の短編集。中でも面白かったのは、シャブ中にはシャブ中をぶつけりゃええんじゃいというなんともブラックな解決法が笑える『Jの利用法』、いい話風の流れの中にバカバカしいキャラノートが自然に溶け込んじゃってるラストがシュールな『二十八歳の事情』、人当たりが良くて面白いジミーがみんなに信仰されるようになって、支配欲まみれのグルになる姿を描いた文学チックな『くるまびと』の三つ。
2016/04/24
井戸端アンジェリか
何も考えずに購入したら短編集だった。1話目、なんじゃこりゃと笑った。途中の変な絵といい、ほぼバカにしてクックと笑いながら読み進めたんですけども、たまにシュールだったりするので侮れない。未読の方におススメするかはちと悩むけど買って正解だった。「Jの利用法」が好き。
2013/10/27
No Nis
死、薬物、性欲、障害、宗教、すべてがこの短編集の世界ではタブーではない。その生々しい概念たちは筆者のユーモアというオブラートに包まれて提示される。ブラックユーモアという手ごろな言葉があるがそういう作品だと思えばいい。その思い切ったプロットに読者は背徳的な爽快感を得ることだろう。2.5/5点
2016/09/22
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