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霊柩車No.4 (角川文庫)

霊柩車No.4 (角川文庫)

霊柩車No.4 (角川文庫)

作家
松岡圭祐
出版社
角川書店
発売日
2006-10-25
ISBN
9784043836017
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霊柩車No.4 (角川文庫) / 感想・レビュー

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けい

葬儀に使用される霊柩車、その霊柩車を運転する運転手を主人公に据えたお話。葬儀関連から本多さんMOMENT系の内容を想像していたのですが、ちょっと違ってエンタメ系に近い作品でした。主人の運転手「伶座」の目を通して様々な人の死の裏側を解き明かしていく物語。正直あまり馴染みの少ない霊柩車や焼却場の様子のリアルさが面白く、伏線の張り方と回収が効果的でした。ただ作品の終わり方が続きを想像させることと、No.4意味が結局わからずじまい。古めの作品、続編を書くつもりが打ち切りなってしまったのかな?

2014/06/18

yukision

霊柩車ドライバーが主人公という話は初めて読んだが、葬儀や霊柩車についての知識はもちろんのこと、松岡さんの作品ならではのちょっとした蘊蓄や、意表を突く結末も期待通り。脱出場面はさすがに無理があるのでは、と思うこともあったが、そういう不死身なところも千里眼っぽくて面白かった。

2021/03/10

そのぼん

霊柩車の運転手の男が主人公の物語でした。彼の過去も関わって、最後にはすっきりと物語がまとまっている感じがしました。

2013/05/28

ロッシーニ@めざせ正社員

松岡圭祐作品では、かなり前に「千里眼」シリーズを読んだことがありますが、それ以来久しぶりに読みます。 主人公が霊柩車ドライバーというかなり異色な作品。葬儀屋と病院が癒着してるとか、遺灰からダイヤを作るとか、葬儀ビジネスが栄えてるのはこういうことかと妙に納得したり、裏でなんとも胡散臭い組織が暗躍していたり、いろいろ詰め込み過ぎ感もあります。面白かったけど。

2013/08/09

詩界 -うたか-

#読了 いつかは父との別れが来る——だが22歳になった静香に唐突な父の知らせを聞かされ事態を飲み込めずにいた。溢れ出る感情。父親への想い。だが、霊柩車から降りてきた男・怜座は冷たさと厳しさ、冷静な判断力を持っていた。◆現場で異変を察知し、人の死を特定する警察の立場を潰してしまう怜座が、悲しい霊柩車のストーリーなのに読みやすさと面白さを兼ね備えている。すっごく惹き込まれて世界の虜になりました。後は知識量も相変わらず。 モチーフが霊柩車の方のブログを見て書かれた方ですがその方も観察眼に長けてるそうで凄いです→

2019/10/30

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