KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

マジシャン 完全版 (角川文庫)

マジシャン 完全版 (角川文庫)

マジシャン 完全版 (角川文庫)

作家
松岡圭祐
出版社
KADOKAWA
発売日
2008-01-25
ISBN
9784043836161
amazonで購入する

マジシャン 完全版 (角川文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

そのぼん

お金が2倍になるという胡散臭い話から詐欺グループが浮かび上がり、刑事が追跡していくサスペンスものでした。タイトルでも触れている通り、マジックが関わってきました。犯人も最後まで読めなくて面白かったです。かなり意外な犯人でした。

2012/09/18

気狂いピエロ

マジックとミステリの融合では自らも奇術師である泡坂妻夫氏が有名だが松岡氏も催眠術師としての経歴あり。前半の詐欺事件部分は盛り上がりに欠けたが後半になってマジシャンとして天性の才能を持つ不思議な15歳の少女を中心にストーリーが急展開。著者あとがきによれば「完全版」では旧作を凝縮して短くしたとのこと。おそらく結末に近い説明的部分を削り、わかりやすく且つ余韻の残るかたちにしたのだろう。確かに少女の行く末が気になるなあ。展開に無理はあるが軽く読めてそれなりに面白かった。

2014/10/03

tokkun1002

2002年発刊のものを大幅改訂し2008年に発行。マジシャンと詐欺師は近い技術を使う。受け側が被害と思わなければ詐欺じゃない。マジックショーはタネがあると知っていながら上手く騙してもらい対価を払う。詐欺と分かっていて騙されるのも対価が合えば成立する。色々な思いがめぐるねぇ。

2014/03/13

END

中盤のトリックで『万能鑑定士Q〜』偽札のトリックが出てくるとは!?あれだけ引っ張ったトリックだったのにたったの数ページ。他にも、「リサイクルショップ」「石垣島」なんてキーワードも似てたし。マジシャンに詐欺師の適性があるかの質問が、内容こそ違えどもラテラル・シンキングだし!!この作者って、結構ネタを使い回しするのか。犯人こそ意外だったけど、なんかしっくりこなかったな〜。マジックのトリックが解るのは楽しいけど、やっぱり画があった方が楽しいね。

2014/07/01

マドリン

目の前で金が2倍になる。これは詐欺なのか現実なのか。 次々と出てくるマジックの数々と、詐欺師のテクニック。主人公の舛城と沙希はその頭脳で鮮やかにトリックを見破っていく。 マジックには特に興味はないけど、詐欺に使われたりしたら怖いなぁと思っちゃいました。

2021/04/09

感想・レビューをもっと見る