KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

クラシックシリーズ9 千里眼 トランス・オブ・ウォー 完全版 上 (角川文庫)

クラシックシリーズ9 千里眼 トランス・オブ・ウォー 完全版 上 (角川文庫)

クラシックシリーズ9 千里眼 トランス・オブ・ウォー 完全版 上 (角川文庫)

作家
松岡圭祐
出版社
KADOKAWA
発売日
2009-01-24
ISBN
9784043836291
amazonで購入する Kindle版を購入する

クラシックシリーズ9 千里眼 トランス・オブ・ウォー 完全版 上 (角川文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

utinopoti27

「千里眼シリーズ」第9作の今回は、臨床心理士として政府からイラクへ派遣されたヒロイン・岬美由紀が、紛争のない世界の実現を目指して活躍するストーリーです。それにしても一介の臨床心理士が、イラク戦争にまで関係してくるとは驚愕の一言ですが、奇想天外な設定でありながら、隅々まで神経が行き届いた世界観が本シリーズの生命線。上巻は、救難ヘリのパイロットを目指す過酷な訓練を通した、女性自衛官同士の確執や感情の揺らめきが克明に描かれる回想シーンがメイン。そして異国で捕らわれの身となった美由紀はどうなるのか。迷わず下巻へ。

2018/09/22

99trough99

戦闘状態下のイラクで捕らわれた日本人ボランティア奪還の交渉に臨床心理士として臨席したはずの岬が逆に囚われの身に...。以降は、幹部自衛官時代の岬が経験した両親の死、地獄の訓練を振り返る回想記の体で進む。この地獄の訓練は航空自衛隊の総力が注がれた、実にリアルな作り込みで凄い。 舞台がイラクに戻ると、囚われの身ながらイラクの武装グループの信頼を得るようになった岬に話が戻る。う~ん、この先どうなるんだろう。

2022/07/18

MarsAttacks!

イラクで拉致された日本人のPTSDに対処するため、岬美由紀はイラクへ飛びます。現地での活躍、そして語られる防衛学校卒業後の美由紀の青春!さてこの上巻のほとんどを使った、青春の回想が、イラクでの行動、物語の展開にどう繋がるか、下巻を読んでみましょう。でもね現実的な問題がベースの話しより、荒唐無稽な話しほうが、このシリーズは好き。

2011/08/21

D4C

中東での騒乱に巻き込まれたかと思いきや、話は一気に過去に巻き戻り、救助隊を志願していた頃の話に突入。てっきり、少し箸休め的に描かれて、また中東での物語に戻るかと思いきや、まさかの8割を埋め尽くす勢いで過去が描かれる。岬の人物像と過去は興味深いけど、現在巻き込まれている事件はほとんど進展なし。上巻だけど、まだまだ序盤と言う感じ。米国の介入や、ごたごたは、ほぼ後編に持ち越し。ちょっと思っていた展開とは違うけど、面白いから気にしない(笑

2016/09/22

sakadonohito

今度の舞台はイラク。人質開放の際に岬は一人現地に取り残される羽目に。後付設定をするためか伏線なのか、300ページ近い過去回想は下巻に活きるのか。自分は尺稼ぎでは?と捉えたので、本作品にたいしては現状ネガティブな心情です。

2024/01/22

感想・レビューをもっと見る