デフォルト: 債務不履行 (角川文庫 あ 47-1)
デフォルト: 債務不履行 (角川文庫 あ 47-1) / 感想・レビュー
アッシュ姉
読友さんのレビューのとおり、デビュー作から相場さんは相場さんだった!エンタメ色強めで役者が揃い過ぎだが、それもまたよし!本編が面白いのはもちろん、文庫版あとがきまで楽しい。時事通信社で経済記者をしながら仕上げた本作品でダイヤモンド経済小説大賞を受賞して作家デビューを果たした相場さん。ネタの提供先に仰天。バー関口のモデルがあることにも驚き。ペンネームの由来も興味深い。いやもう何か全部かっこよくて、ますますファンに!これからも「どこまでが本当で、どこからが嘘か分からない」作品を楽しみにしたい。
2020/11/26
takaC
最後まで読むと面白いのだけど、視界が開けるまでの藪漕ぎが長々で疲れがちかも。
2014/09/22
おいしゃん
大好きな相場さんのデビュー作。デビュー作だからといって粗削りなわけでもなく、とんでもなくスケール大きい金融小説。 仇討ちの手法自体は、おそらく現実的には不可能なのだろうが、そう思わせずに没入させる力作だった。
2020/08/22
楽駿@新潮部
積読本冊目。ずっと、積んでいたことに激しく後悔した。経済小説としても、とても面白いが、真っ当な生き方をしていた親友の自殺の原因を作った、悪い奴らを追い込む仕掛けが、勧善懲悪のようで、けれど、池井戸氏みたいに英雄が登場せず、穏やかな終わり方をするのも、新鮮で素晴らしかった。「ガラパゴス」以降、新作中心に相場氏は追いかけているが、積読になっている他の作品も、早めに手を付けたい。ダイヤモンド経済小説大賞受賞も、納得の1冊。正義は最後に勝つ。宮ちゃんの娘さんにも、そんな思いが伝わると良いな。お薦め!!!
2019/02/01
のぼる
相場さんデビュー作! 今と比べると、多少荒削りで、勧善懲悪的エンタメ色は強め。何れにしても、デビュー作から相場さんは相場さんであった。 専門用語満載の細部の描写には付いていけないが、それでもグイグイ読ませる。
2020/11/20
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