歓喜の歌 (角川文庫 ん 27-1)
歓喜の歌 (角川文庫 ん 27-1) / 感想・レビュー
Te Quitor
人情喜劇。立川志の輔師匠が創った新作落語を映画化したものを小説化。何だかややこしい。映画は観た事がないが落語は何度か聴いた。落語の場合、噺家の特徴が色濃く出るものなので人に勧めないけど、志の輔落語は比較的聴き易いと思う。あの落語を映画にするとどうなるのか。脚本を読んでいるかのようで大変興味深かった。でも小説としては話にボリュームが無いね。映画を観ていれば俳優たちの演技力で面白さが増すのかもしれないが、小説単体としては(以下略)。映画の雰囲気を想像できたから読んで良かった(という事にしておこう)。
2014/02/18
だまん
落語を映画化したもののノベライズという不思議な作品。ストーリーが発散し、ランダムに飛ぶように見えて、最後にぐっと凝集するのは映画的だが、脇役の説明が薄いせいで目隠しして映画を見ているように感じる部分があるのはもったいなく感じた。この内容にしてはページ数が少なすぎる。
2008/12/30
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