きみが見つける物語 十代のための新名作 友情編 (角川文庫)
きみが見つける物語 十代のための新名作 友情編 (角川文庫) / 感想・レビュー
kaizen@名古屋de朝活読書会
短編5話。題(単行本名)著者名。秋の足音(青空の卵)坂木司、いっぺんさん(いっぺんさん)朱川湊人、サマータイム(サマータイム)佐藤多佳子、あったかくなんかない(デッドエンドの思い出)よしもとばなな,交差点(きよしこ)重松清。あらすじあり。重松清は,教育の話題は逸品。表紙の著者名の順番と作品の順番が違うのはなぜだ。
2013/09/03
扉のこちら側
初読。2015年963冊め。カドフェス2015。夏休みシーズンに読むのにちょうどよい友情がテーマの短編集。重松氏の「交差点」以外は初読。一番好きなのは朱川湊人氏の「いっぺんさん」かな。しーちゃんには幸せになってほしかった。【第7回月曜読書会・第16回お茶を飲みながら読書会】
2015/08/10
エンブレムT
この執筆陣の顔ぶれ!5人共に、ホワンとした温かさのある作品を読んだことがあるぞ~♪副題は「10代のための新名作」。テーマは「友情」。これは息子と一緒に楽しめるはず!そう思って読んだため、私の求めていたド真ん中は朱川湊人さんの『いっぺんさん』でした。1度だけならどんな願いでも叶えてくれる神様『いっぺんさん』2人の少年の心からの願いに、その奇跡の切ない温かさに、心が揺さぶられました。かけがえのない友情。それは一緒にいた時間の長さではなく、煌めくような一瞬を共に過ごすことで、得ることが出来るのかもしれない。
2012/08/27
りゅう☆
盲目塚田の依頼で次々と事実解明する面白さに加え、鳥井と坂木司のお互いを必要とする思いに感銘を受けたり、しーちゃんの願いを叶えるために訪れた「いっぺんさん」、本当の願いに託された思いが現れた時に感極まった。左腕を失った2歳上の広一との日々、再会そして姉の思いに今後の3人の関係も見てみたい「サマータイム」、小さい頃のまことくんとの切ない思い出が蘇るよしもとばななさん、野球の上手な転校生に複雑な思いを抱くことになる重松清さん「きよしこ」。友情っていいもんだと改めて思える作品揃い。どれもオリジナルが読みたくなる。
2015/08/25
あむぴの
●●カドフェス2015発見!角川文庫●●98/98冊目。このシリーズ、初めて手にした。「友情編」は、爽やかなスポーツ物とかかなと思ったが、想像以上に重い作品でびっくりした。これ、10代が読んだら、どう思うんだろうか。坂木司氏の作品のテーマは重くても、こういうことは起こりうるので、10代でも、そして大人が読んでも、糧となりうる力を持っている。そして、幼い頃に、「いっぺんさん」に出会っていたら、私は何をお願いしただろうか。2008年8月。
2016/06/08
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