いつか、虹の向こうへ (角川文庫)
いつか、虹の向こうへ (角川文庫) / 感想・レビュー
夢追人009
横溝正史ミステリ大賞を受賞した伊岡瞬さんのデビュー作ですね。伊岡さんは今が旬だと常に言えるのが強みですよね、という下らない駄洒落をまた書いてしまいまして誠に申し訳ございません。本書は横溝正史賞で思い浮かぶ本格推理ではなくハードボイルド・ミステリで、人生の負け犬の46歳、元刑事の尾木遼平が家出中の少女・早希が殺人事件の容疑者として勾留されたのを彼女の無実を信じて助けようと必死で奔走する物語ですね。彼は運悪く魔が差して正当防衛ながら殺人を犯してしまい職と妻を失ってから、家で3人の居候と同居生活を送っています。
2021/12/01
ehirano1
これから虹を見る度に、本書を思い出すことになるかもしれないと思いました。
2019/01/14
青葉麒麟
ハードボイルドなんだね、コレ。最初のお気楽ムードからシリアスになっていったから一寸吃驚(゜ロ゜)魅力的な登場人物がちらほらいたけど、私は菊池&辻の二人が良いな。
2012/09/27
イアン
★★★★★★☆☆☆☆横溝正史ミステリ大賞を受賞した伊岡瞬のデビュー作。ある事件で嵌められ免職した元刑事・尾木の元に、謎の少女・早希が転がり込む。その後彼女を追って現れた男が殺され、早希は殺人容疑で勾留されるが…。ファンタジー感溢れるタイトルとは裏腹に、無鉄砲な中年男が少女の容疑を晴らすためにヤクザやクセの強い刑事相手に暗躍するハードボイルド。同居人である石渡やジュンペイが魅力的なだけに、終盤もっと彼らの活躍の場があってもよかったと思うが、虹売りの話は作中作として浪費するには惜しいほど示唆に富んだ話だった。
2022/03/08
takaC
最後の50ページは箱根駅伝見ながら行ったBOOKOFF愛媛伊予三島店での立ち読みで読了。やっぱりこの謎解きは読者には不可能だね。というか、頭より前に目が疲れる。
2018/01/02
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