クジラの彼 (角川文庫 あ 48-4)
クジラの彼 (角川文庫 あ 48-4) / 感想・レビュー
再び読書
「空の中」と「海の底」に前日譚と後日譚を含む、6編の短編集。3部作読了後の嬉しいおまけの感。潜水艦の彼との恋愛は、本当に大変ですね。ばか息子はしばいたらいいのにと思うのは関西人の横暴かな?夏木の優柔不断さは、本編から想像できなく、それはそれで楽しく読みました。光稀の男前振りは、流石に穏やかになっていますが、子供との絡みで泣かせます。自衛隊ラブコメシリーズですから当然ですが、男前な自衛官女子と、大人しいが芯の強い女子に、男が必然的に弱く、対照的なのが面白い。脱柵なる言葉もしり、ラブコメ今昔へと進みます。
2013/07/31
馨
とても良かったです!やっぱり表題作のクジラの彼が最もキュンとしました!マンションのエントランスに予告なく待ってくれてたシーン、ストーカー上司ボンのことも実は気にしていたシーンなどなど…。呉でてつのくじら館に行って退役潜水艦に入りましたが、あんな狭い中で隊員の方々は数ヵ月も海に潜ったまま、外部との連絡も出来ず訓練することを想像しただけで頭が下がる思いでした。
2013/05/26
kaizen@名古屋de朝活読書会
軽い中にも,自衛隊の「脱冊」や, 潜水艦勤務のきつさなど, 本人の家族などの関係もよく分かった。 「空の中」「海の底」を先に読むか, 「クジラの彼」を先に読むかは運に任せるとよい。 万が一, 「空の中」「海の底」が重いなと思えば 「クジラの彼」を読めばいいし, 「クジラの彼」が軽いなと思えば 「空の中」「海の底」を読めば良い。 どちらを先に読んでも,次の行動は、その人による。 恋愛小説が苦手な人は,自衛隊小説として読めばいい。名古屋de朝活読書会で紹介有。
2012/08/09
しゅわ
【図書館】「海の底」「空の中」の外伝3作を含む短編集です。正直、あまりなじみの無かった国防に携わる方々も…あたりまえですが…普通に恋愛しているんだなぁ~と嬉しくなっちゃう一冊です。 本当に言われるのか?はわかりませんが「どんな喧嘩しても翌朝は…」の言葉は自衛官の方たちの覚悟を感じさせますね。 どれも読みやすく、読後感もさわやかで、気軽に読むことが出来ると思います。外伝の3作も先にこちらから読んでも問題ない親切?設計ですが、あれだけの出来事が「ある事件」扱いなのには笑っちゃいました。
2012/09/08
takaC
先週単行本で読んでからこの文庫版を読む間に『海の底』をだいぶ読み進めたので、若干違う視点で読めた。UMAやエイリアンに平然と対峙する人たちがありふれた恋愛感をもって普通に生活していることに若干違和感があるから、前日譚・後日譚という意識はしない方が単純に楽しめますね。でもそのうちきっと読みますよ『ラブコメ今昔』も。
2011/01/28
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