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粘膜人間 (角川ホラー文庫)

粘膜人間 (角川ホラー文庫)

粘膜人間 (角川ホラー文庫)

作家
飴村行
出版社
KADOKAWA
発売日
2008-10-25
ISBN
9784043913015
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粘膜人間 (角川ホラー文庫) / 感想・レビュー

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徒花

おもしれぇ、クソ漏れるぐれぇおもしれぇ! 徹底的に嫌悪感と不快感を催させるキャラクターたちに、エログロバイオレンスの嵐。しかも物語は尻切れトンボで終わると来る。しかしなにがおもしろいかと言えば、そもそもの兄弟の計画が狂い始めたことによる「このあとどうなるんだろう?」という展開を定期的に入れることによる惹きの強さと、言葉の選び方のセンス。個人的には「女の股ぐら泉にマラボウを入れてソクソクする」グッチャネあたりのセンスは脱帽ものだった。

2018/01/22

三代目 びあだいまおう

ホラーというより、グロテスクというより、終始感じていたのは『キモッ』でした。「雷太を殺そう」から始まるストーリー、荒唐無稽で奇天烈なのに、妙に世界に入り込む。雷太は11才で身長195センチ、兄や父親からも恐れられる乱暴者。弟殺害を目論むもとても勝てそうにない。兄達は村外れの河童兄弟に頼み込む。見返りに求められたのは人間の少女。主な登場人物は以上。兄達、少女、河童それぞれの視点で章が重なる。スピーディーに読ませるが、個人的には女性にはお薦めしたくない!描写の気持ち悪さが、なんかねぇ、とっても不快なの‼️🙇

2020/09/12

しんごろ

この物語はギャーッと言うより、ヒーッとなるね。そして、腹立たしいが怖いけど意外に一気に読み進む。そして、腹立たしいがグッチャネが頭に残る。読み終えて、着地点はどこよ!とツッコミたくなります。長編というよりは、連作短編な感じ。リアルな世界だと読むのが、しんどかったと思いますが、昭和初期テイストの異世界な感じだから、それなりに読めました。それでも、やっぱりホラー、グロい、エグいは苦手だな。

2018/09/15

おしゃべりメガネ

前からよく見かける作品で、先日こちら読メにてお気に入りさんのレビューを拝見し、まさしく文字どおり?’コワイもの見たさ’で手にとりチャレンジしました。とにかく一言では言い尽くせない世界観に圧倒されます。あとがきにも評されているように「グロテスク・スプラッター・ホラー」と言うのがドンピシャな表現の1冊です。ひたすら殺戮と破壊を繰り返す展開は、もはやただ単純なホラーでは決してありません。読んでて当然?キモチのいいモノではありませんでしたが、インパクトがハンパないキョーレツな作品なのは間違いありませんでした。

2018/06/21

青乃108号

粘膜人間ってどこに出て来た?もしかしてあの河童の三兄弟の事?河童の名前がモモ太とジッ太とズッ太、って。ビバ!カッパ!か?いい加減だなあ。そもそもストーリーも適当に思いつき、行き当たりばったりで書いてる感ありあり。エログロ場面だけには妙に力が入っているが、特に「髑髏」使用場面での人体串刺し。絶対、この部分が書きたかっただけだろう。そうだろう。違いない。その他のパートの適当さは脱力ものである。適当。ビバ!カッパ!と言えば町田康御大だが、同じ適当を描いても格が違う。読むだけ時間の無駄なのでスルーで大丈夫です。

2024/02/21

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