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粘膜兄弟 (角川ホラー文庫)

粘膜兄弟 (角川ホラー文庫)

粘膜兄弟 (角川ホラー文庫)

作家
飴村行
出版社
KADOKAWA
発売日
2010-05-22
ISBN
9784043913039
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粘膜兄弟 (角川ホラー文庫) / 感想・レビュー

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しんごろ

このシリーズは、ホントになんだかなあ。相変わらずエグい、グロい描写に馴染まないところがあるんだけど、少し馴染んできた自分もいる。豚との…、アホだ!もちろん、豚との…馴染まんわ!恋愛的要素あり、冒険的要素ありの話だったが、ナムール編が面白くて一気読み状態。エグかったけどね(笑)ラストの方は、ヘモやんと亀吉とゆず子が置き去りにされた感じで、雑な終わり方という印象をうけました。ちょいとネタバレになりますが、もしその場に居たら、ヘモやんと亀吉のババ抜きのシーン、ハリセンあったらぶっ叩いてツッコむ!

2018/12/23

absinthe

あまり違いの無いと思われた兄弟。最後の選択が…!/ このパラレルワールドの世界の描写は独特で、見てみたいし見てみたくない。南国の描写も面白い。登場する人物の狂いっぷりも背景によくなじんでいる。登場人物の動機や行動は良く練られていて、この狂った世界では筋の通った行動だ。粘膜シリーズはどれも好きで「…蜥蜴」が一番だと思うがこちらもなかなか。グロいがユーモアにくるまれて読後感はそれほど悪くない。

H!deking

いやー、今回も面白かった!毎回想像を上回ってきますね。ラストも最高でした。福田監督あたりに映画化してもらいたい(笑)

2019/05/31

あも

再読。寡作というか遅筆のせいか…いやいやどう考えても内容のせいで決してメジャーになることはないであろう飴村行。第二次大戦中の日本をモチーフにしたパラレルワールド。戦中の砂埃が舞い散る空気感、熱帯地方の前線の蒸し暑さと土臭さに、河童や蜥蜴人間といった異形の物が奇妙な程ぴったりと融合しリアリティを持って迫ってくる。万人受けはしないエログロ怪奇な物語でありながら、するすると読まされてしまう所に著者の才能を感じる。2人の兄弟の生活から戦場での話まで膨らませれば大長編にできそうな話を1冊にまとめているところも贅沢。

2013/11/30

H!deking

夏の粘膜再読祭第3弾は粘膜兄弟!いやーマジでめちゃくちゃ面白い。オチがわかってるのにこんなに面白いとは。いやー最高。続いて念願の粘膜戦士初読みいきます!

2022/08/06

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