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不思議の扉 時間がいっぱい (角川文庫 あ 101-2)

不思議の扉 時間がいっぱい (角川文庫 あ 101-2)

不思議の扉 時間がいっぱい (角川文庫 あ 101-2)

作家
大森望
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2010-03-25
ISBN
9784043943401
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不思議の扉 時間がいっぱい (角川文庫 あ 101-2) / 感想・レビュー

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スカラベ

いろんな視点での時間をテーマにした7編の物語。ループもの、タイムスリップものなど定番だけどクイっとひねりの効いた作品群。「しゃっくり」は筒井作品らしい相変わらずのドタバタぶり。「時の渦」星新一は思わず唸ってしまう流石のオチ。「おもひで女」は記憶の中を現在に向かって忍び寄る女の時間怪談。この発想は凄いし怖い。「めもあある美術館」はホワッと心温まる童話のようなストーリー。「ベンジャミン・バトン数奇な人生」は映画化されて有名な話だけど、原作は短編だったのか。やはりラストが切ない。まさに多彩な時間がいっぱいです。

2014/02/08

ぶんこ

仁木悦子さんのファンで、全作品を読破したつもりだったので、大井三重子名義で本を出されていたとは驚きました。 こちらに収録された「めもあある美術館」も素敵でした。 SFは苦手なので、楽しめた作品、入り込めなかった作品とに別れました。 この本での最大の収穫は、仁木さんの別名出版を知った事です!

2014/08/03

金平糖

【筒井】ループものということで北村薫やケン・グリムウッドの「リプレイ」と頭の中で比較しながら読むが、筒井作品らしいブラックさ【大槻】ふ~ん…、といった感じ【牧野】怖さを謳った紹介文に脅えながら読んだが、言われるほど…?【谷川】押井守監督「うる星やつら2」の大ファンなのであの余韻とは雲泥の差の気がした【星】久しぶりの星作品だがさすがの深さ【大井】ファンタジー好きなので好感。教科書に載るだけある【フィッジェラルド】大好きな「ベンジャミン・バトン」に原作があるとは知らなかったが映画の方が良くできていた気がした。

2014/06/16

夜梨@灯れ松明の火

星新一と筒井康隆、フィッツジェラルドの名前が懐かしい。でも、3人3作ともに流石です。映画ベンジャミンバトンは観ていませんが、原作(しかもフィッツジェラルド!)があったとは。ただし、全体としては、前作「時をかける恋」の方が、私の好みの作品が多かったです。ハルヒ?名前しか知りませんが、こんな話だったの?(^_^;)

2012/07/30

にゃんころ

「ベンジャミン・バトン」は映画見てなかったんですが、小説は事実を淡々とという感じ。星新一はらしい作品でしたが、他作品のインパクトはいまひとつな印象。「しゃっくり」が現実的すぎて恐かったくらい。面白さでは「エンドレスエイト」が一番でしたが、これは大作の一部みたいなもんですし。期待していた「おもひで女」がそれほどでもなくてがっかり。

2010/08/25

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