KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

退出ゲーム (角川文庫)

退出ゲーム (角川文庫)

退出ゲーム (角川文庫)

作家
初野晴
出版社
KADOKAWA
発売日
2010-07-24
ISBN
9784043943715
amazonで購入する Kindle版を購入する

退出ゲーム (角川文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

スズ

快活なフルート奏者のチカ、中性的な容姿のホルン奏者のハルタの、吹奏楽部に所属する二人が校内で巻き起こる様々な事件や新入部員獲得のため奮闘する物語。弟の遺したルービックキューブの謎に悩む少女に出会う話、特定の人物を舞台から退場させたら勝ちという即興劇に挑む話、祖母を見捨てた祖父の事を許すことが出来ない少女に出会う話、アニメ化されていない、文化祭の準備期間中に化学部の作った硫酸銅の結晶体が盗まれてしまった話の四話を収録。幼馴染であり恋のライバルでもあるチカとハルタですが、互いに信頼し合っている姿が素敵でした。

2017/04/18

kishikan

登場人物のイメージがわきにくく、最初は入り込めなかったものの、次第に青春物の爽やかさに引き込まれます。部活の話にもっと踏み込んで欲しいと思う反面、ミステリ性とか会話の妙、学園ものの明るさの中で様々な人間模様を描く、初野さんのストーリ展開に魅力を感じます。「結晶泥棒」のライトなミステリから「クロスキューブ」「退出ゲーム」「エレファンツ・ブレス」になるに従い、謎解きの技巧や読者へのメッセージ性が深くなり、ページを捲る手が止まりません。個人的には「クロス・・」と「エレファンツ・・」に小説としての魅力を感じます。

2012/01/30

射手座の天使あきちゃん

私、ブラスバンド大好きなんです!(佐渡裕さんや淀工の丸谷先生の影響で) チカとハルタ、訳ありライバル関係の二人がブラバンのメンバを増やすため謎を解いたりゲームに挑んだり・・・ とにかくキュートで楽しい物語、登場人物もとっても個性的でおもしろいよん♪ 普門館を目指す続きが待ち遠しいですぅ!! v(^_^)

2010/09/11

まりも

弱小吹奏楽部に所属する幼馴染のハルタとチカが学園で起きる事件を解決していく話。軽めの学園ミステリーなのかと思ったら結構重い内容もあったのには驚いた。三角関係でライバルな二人のやり取りや周りのキャラとの掛け合いが面白くヘビーな話でもサクサク読み進めていけるのが魅力ですね。万能キャラのハルタと普通の女の子チカは勿論ですがキャラ全員が個性的で生き生きしてるのが良いな。少しずつメンバーが集まってきた弱小吹奏楽部は大会に行けるのかも含めて次巻も期待。

2014/10/19

ちびめろ

アニメを観たのが先ですが、実は4年くらい前から積んである本でした。人の死なない安心して読めるミステリー、しかも春太の推理の切れ味もなかなかのものでした。読み応えもあり、このシリーズの他の本も読んでみたくなります。ただ、アニメを先に観てしまうと本を読みながら脳内で再生する時に、登場人物はアニメのキャラとなってしまいます。

2016/03/22

感想・レビューをもっと見る