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ホテルジューシー (角川文庫)

ホテルジューシー (角川文庫)

ホテルジューシー (角川文庫)

作家
坂木司
出版社
KADOKAWA
発売日
2010-09-25
ISBN
9784043943845
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ホテルジューシー (角川文庫) / 感想・レビュー

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ミカママ

沖縄の空気感を知った今読めてよかった。独り歩いた国際通りを思いつつ(ホテルジューシーはあの辺りにあるらしい)。坂木さんお得意のお仕事小説であり『シンデレラ・ティース』の姉妹編。主人公のヒロちゃんは、夏だけのバイトで沖縄を訪れている大学生。真っ直ぐというか少々ウザったい性格の持ち主。彼女とオーナー代理(これもクセモノ)が、ホテルジューシーに起きる小さなミステリーを次々と解決していく、という短編集。楽しくはあるけれど、ラストの謎解きはいくらなんでも無理が…沖縄好きには見逃せない一冊。これからのシーズンにぜひ。

2023/04/26

射手座の天使あきちゃん

【ホテルジューシー】 アクセス:那覇市からあなたの心に直結 食事:比嘉さんが作る「ポーク玉子」や「おにポー」があるさあ 料金:読了まで何泊でも590円(税別) お奨めプラン:フロントにてお客様のご相談がなくてもお悩みに介入します!  怪しげな人・オンパレードのホテル従業員や泊り客を相手に、天下無敵のしっかり者・我らが「ひぃろちゃん」が悪戦苦闘(笑) こんなに多くのお気に入りの方々が読まれている秀作とは知らなかった!<(^_^;  とっても楽しめたさあ (^_^)V

2014/08/16

ハイランド

「シンデレラ・ティース」の姉妹小説。柿生浩子は責任感が強くてしっかり者の大家族の長女。女子大生の彼女は夏休みを利用して沖縄離島のホテルにアルバイトに来たのだが、人手不足で回された那覇市内のホテルは、客も従業員も一風変わった人ばかり。曲がったことが大嫌いなヒロちゃんとしては黙って見過ごせない事件が続く。こういう姐御タイプが主人公の一人称小説って珍しくない?正義感爆発の話は痛快ではあるが、最後の話はどう考えても余計なお世話!価値観は人によって違うんだから、正義感も程々にね。最後に、あー沖縄行きたい!

2014/10/09

takaC

サキちゃんの話よりこっちの方が楽しめた。ヒロちゃんの方が(その年代の)女性として魅力的だと(自分は)思うしね。二人とも夏休み中バイト三昧でこれっぽっちも勉強しなかったみたいだけど良いのかな?(笑)

2015/02/26

再び読書

この本も面白かった。真面目な主人公と一見いい加減に見える沖縄の人々の心の温かさと真実をつかんで対応している対比が面白い。「越境者」ではボロっときてしまいました。あの沖縄の緩やかな優しさが懐かしい。ぼくはあくまでも仕事や旅行での短期滞在であったので、口調の優しさ以上のものは感じていませんが、何かゆっくりした流れだからこそ分かる真実があるように、この本を読むと感じる。将来老後は沖縄で過ごしたいな、と思わせる楽しめた読書でした。やはり、この作家も追いかけて行って間違いのない作家と確信しました。

2015/04/27

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