虞美人草 (角川文庫)
虞美人草 (角川文庫) / 感想・レビュー
あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ·天久鷹央·かくりよ·多聞くんと続々アニメ最高です!!(≧▽≦)
昭和43年37版。古過ぎて読み辛い(¯―¯٥)読み易いの探すべ('・ω・')
2020/03/18
扉のこちら側
2018年237冊め。再読。青空文庫で既読。新聞連載というのは後で知ったのだが、再読してみると物語自体は昼メロ的な雰囲気もあり大衆に好まれそうである。取り繕って打算的に生きる悲喜劇の末路。
2018/06/30
優希
角川文庫で再読です。許嫁がありつつも、他の女性に心奪われる恋愛模様が美しく描かれていました。様々な想いが交錯するのが面白く、漱石の転換期に書くべきして書かれた物語だと思います。
2023/10/27
RASCAL
小野、欽吾、宗近、藤尾、糸子、小夜子の男女6人の青春群像劇。恩師の娘を袖にして金持ちで美人の藤尾とくっつきたい小野。婚約者?の宗近と秀才の小野を手玉に取る藤尾。義理と人情の板挟みになった気弱な小野は、友人を使って一気に幕引きを図るが、宗近の鮮やかな説得に会い、自らの卑怯さに気づく。なにやら難しい欽吾や小野に比べ、宗近の行動力のなんとも爽やかなこと。クライマックスで藤尾の死という悲劇が待っているのだが、それがあまりに唐突。当時としては斬新な小説を書いていた漱石が実は保守的な心情の持ち主だったりする。
2018/06/06
ホシ
前半はあまりページをめくる手が進まなかったが、後半は夢中になる。やはり、漱石の他作品と共通するものを私は感じた。つまり、私利私欲に走り、打算に満ちた、魂胆の知れない人間が、表面的には取り繕いながらいきる社会。そんな社会が辿る悲劇とも言える末路を描いた作品のような気がする。宗近の"真面目に生きよ"という言葉が何となく胸に響いた。その宗近は打算ではなく、こんな事を小野に言ったのだと信じたいけど....
2017/09/19
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