千夜千冊エディション 仏教の源流 (角川ソフィア文庫)
千夜千冊エディション 仏教の源流 (角川ソフィア文庫) / 感想・レビュー
KAZOO
松岡さんの千夜千冊シリーズが再度出始めたのですね。ちょっと時間が空いたので20巻で終了かと思っていました。仏教の源流ということでインド哲学関連やブッダの生涯を扱ったものが掲載されています。私はむかしに中村元さんの全集を読んでいたので比較的理解しやすかったのですが、第四章の中国仏教の冒険にある本などはかなり面白そうな感じがしました。しかしそれにしても松岡さんの読書量は並大抵のものではないですね。
2021/07/09
Tenouji
「一切皆苦」と知ること。と、恐ろしく、ラディカルな仏教w。その境地に至った仏陀自身をもっと深堀セヨと。確かにw。
2022/04/27
Tetsuyoshi Minamoto
仏教の成立から日本への伝播までが語られており、 仏教ってこんな歴史なのかと感動させられる。 インドで仏教がすたれ、それ以外の地域で根付いた考察も面白い。
2021/06/27
Daiki Enomoto
松岡正剛氏による千夜千冊のエディション、仏教の源流と題して、古代インド哲学の創始から、バガヴァッド・ギーター、ブッタの生涯、仏典の編集的世界像として法華経、華厳経、維摩経、そして中国仏教への発展へとつながる夜たちの話。 「東洋思想は、ヴェーダとギーターと老荘と法華経と摩訶止観の五つの上に成り立っていると見てもいいのではないか」(p77)とあるが、対局的に仏教の起こりを見てゆくための濃密なブックガイドになっていると感じる。
2021/12/05
猿田康二
仏教は、インドの王子シッダールダが目覚めし人「ブッダ」となり、その言行が系統化されたのが始まりであると思っていたが、仏教の始まりは、シッダールダ以前であることを本書は説明してくれていて、その始まりの書として中村元の「インド古代史」を紹介する。本書で、セイゴー氏の仏教に対する知識を紹介する書籍の内容を時系列に並べ、新たに編集しており、編集工学を教える著者としては仏教への見識を披露する一冊として面目躍如であろう。読み進めていくとインド哲学や仏教に対する著者の知識の深さに圧倒されっぱなしであった。
2021/09/30
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