努力論 (角川ソフィア文庫)
努力論 (角川ソフィア文庫) / 感想・レビュー
かわうそ
学問は深みに行くことが大切だというんです。しかし、1人の人間にとって学問というのは余りにも膨大でとても抱えきれるものではない。だから、哲学について深みに到達したいのであれば、1人の哲学者を選んで徹底的に向き合うことが重要だということになります。露伴流に言えば、身長ですら人それぞれ違うのだからましてや好む哲学者も違うだろうと。ここはもう個性の領域です。であるならば、向き合う対象にカントを選んでも良いのだし、スピノザでも孟子でもなんでも良い。とにかくカントがルソーの『エミール』に対して向けたような熱心
2023/03/24
lonely_jean
これを読了するのに、かなりの努力を要した。と言ってしまう私は、知も心も浅いのだろう。その自覚はあるが、途中でやめてしまわず、読み通せてよかった。観念的な話も多く、それで結局どうすれば、と感じてしまったところもあったが、これから時間をかけて考えよう。死ぬまで正解は得られないとしても。
2020/05/08
yu12418
努力の性質が掘り下げられている感じ。意識せずに努力できる状態が理想なんだなと。努力の方向性を間違えずに物事に臨みたい。
2020/04/17
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