KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

詳解 有職装束の世界 (角川ソフィア文庫)

詳解 有職装束の世界 (角川ソフィア文庫)

詳解 有職装束の世界 (角川ソフィア文庫)

作家
八條忠基
出版社
KADOKAWA
発売日
2020-10-23
ISBN
9784044005832
amazonで購入する Kindle版を購入する

詳解 有職装束の世界 (角川ソフィア文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

しゅてふぁん

平安時代の装束がこれでもか!ってくらいに詳しく紹介されている一冊。これだけ重ねると重そうだなー、一人では絶対に着れないわー、どころの騒ぎではなく、厳格な決まりごとが沢山あってしっかり受け継がれている衣紋道の流派もあって…いやなんかもう、恐れ入りました。当時の人たちはこれを自宅で仕立てていたのかと思うと頭が下がります。とにかく豪華でお洒落。オールカラーなのでうっとり眺めているだけでも楽しい。平安時代に興味ある方はぜひ一読をおすすめ します。

2020/12/21

syaori

朝廷や公家、武家の儀式などで用いられてきた各種装束の成り立ちや構造を豊富なカラー写真で見せてくれる本。『源氏物語』を読んでいる間じゅう、暇があれば眺めてはイメトレに励んでいました。何といっても男性装束についての写真や解説が豊富で、構造や着付けなども段階的に写真で説明してくれるので、左大臣が源氏の石帯を留めようとする場面や、「花宴」での光源氏の高貴でお洒落な大君姿などのイメージも鮮明になり読書が捗ります。冠や石帯などの構成具の写真も豊富なので、古文を読むときに脇に置いておくと役立つ一冊ではないかと思います。

2021/04/30

六点

男性の礼装である、束帯から始まり、女性の女房装束から子供服の細長(実態が判らなくなっているので、復元案)の着付画像、構成品(笏から靴まで)、襲色目に有職文様まで。これでもか、と、ばかりに詰め込まれた情報量の多さに、ぬこ田は目眩せんばかりである。現在でも、皇室祭祀に奉仕される女官の方は大垂髪を、自毛で維持している等のトリビアも散りばめられている。二流の「衣紋道の家」が張合い、あるいは協力し、これだけの文化を積み上げてきたのだな、と、言う、巨大な歴史の蓄積に、驚く他はない。資料性も高いので、お家に一冊だね。

2021/10/15

りー

眼福、の一言。着付の解説で想像が追い付かず「ん?」と、首が横に傾いだまま読み進めたところもありますが(^^;洋服と同じくカジュアルが正装にランクアップしていくのが面白い。男性の最盛装=束帯だって、胡服(騎馬民族が着ていた)が元だから、取り入れた当時はめっちゃイケてる(←死語)服装だったのだろう…。平安絵巻の武官が両頬の脇につけている扇状の謎の飾り、正体が解ったのが嬉しい。元は防具だったものが装飾に変化したもので、馬の毛でできているそうです。女性より男性の衣裳について詳しかった。これは買っちゃうかもな~💦

2021/01/10

若黎

男性装束の着付けが写真付きで見れるのがいいですね。小直衣って何だろと思ってたけど、これで納得。どれも格好いい。

2021/01/23

感想・レビューをもっと見る