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科学する心 (角川ソフィア文庫)

科学する心 (角川ソフィア文庫)

科学する心 (角川ソフィア文庫)

作家
池澤夏樹
出版社
KADOKAWA
発売日
2023-01-24
ISBN
9784044007225
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科学する心 (角川ソフィア文庫) / 感想・レビュー

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KAZOO

文学者とは言いながらも池澤さんはもともと理科系の学部を卒業されていてかなり科学の素養はおありだということは以前より知っていました。この本も科学についてのエッセイで非常に読みやすくさらっと読んでしまいました。子どもの頃の思い出やご自分のいた場所などから様々な話をつむいでくれてこのような本から読むと科学嫌いの子どもは少なくなるのではないかという気もしました。

2023/06/11

たまきら

芸術と科学は、心臓の左右心房のようなものだとよく思う。観察と真理の追及。アウトプットが違うように思えても、実は求めていることは近い。池澤さんがこんな本を出しているとは知りませんでした。読んでいる本、考えていることがシンクロして読みながらワクワク。台所は理科室のようなものだしね。この興奮をシェアしてくれる相手が世界にいる喜びよ!読み友さんに大感謝です。

2023/03/28

piro

科学をテーマに語るエッセイ。一言に「科学」と言ってもその範囲は幅広い。進化の話、原発の話、カーナビの話…様々な物事を科学する内容はどれも興味深い。「科学は五感をもって自然に向き合う姿勢」、これこそ科学の原点だと感じました。AIがもたらすディストピア、これはもはやSFの話ではないなぁ。人間にしかできない事を捨てずに、思い、感じて生きることが重要ですね。池澤さんの作品のバックグラウンドに少し触れられた気がするのも良かった。そして言葉・単語への強いこだわりにいちいち納得。言葉を大事に使う人は信頼できる。

2024/03/07

スプリント

取り上げているテーマは幅広く、知的好奇心をとてもくすぐる内容でした。

2023/02/25

文庫版で追加された一篇と付録のために購入。追加された「環世界とカーナビと心の委員会」は、那覇のホテルでのささやかなエピソードから人間の環世界と、デジタルがその「個人の中の地図」を壊しつつある状況まで、話は広がっていく。様々な思索に人を導くその文章に、引き込まれる。本文とは関係ないが、あとがきで「エデンを遠く離れて」が1994年と記載されたままなのが気になった。1994年は文庫化の年で、単行本は1991年のはず。

2023/01/23

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