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与謝野晶子訳 紫式部日記・和泉式部日記 (角川ソフィア文庫)

与謝野晶子訳 紫式部日記・和泉式部日記 (角川ソフィア文庫)

与謝野晶子訳 紫式部日記・和泉式部日記 (角川ソフィア文庫)

作家
与謝野晶子
出版社
KADOKAWA
発売日
2023-06-13
ISBN
9784044007690
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与謝野晶子訳 紫式部日記・和泉式部日記 (角川ソフィア文庫) / 感想・レビュー

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のりまき

大河ドラマに感化されて。与謝野晶子訳なんて、私に読めるかしら?の心配は全くいらなかった。読みやすい。紫式部はとてもめんどくさい人であるが、当時の風俗の描写が細かくてきらびやかな 世界が目に浮かぶ。和泉式部は帥の宮との恋愛の話だけ。ちょっと自慢ぽくて面白い。

2024/05/03

LUNE MER

与謝野晶子の文章で紫式部日記と和泉式部日記の両方が収録されているという何とも贅沢な一冊。逐語訳ではなく意訳されているとのことだが、とても読みやすい上に品位も感じられて、与謝野晶子の凄みに圧倒される気分。冒頭にある与謝野晶子による紫式部の論考は現代の研究者から見た場合にどのくらい受け入れられるものなのかは分からないが、素人目線で読む分には知的好奇心が刺激される内容。

2024/02/08

Ryoko

面白かった。与謝野晶子の訳もわかりやすい。紫式部の日記では千年以上も昔の宮中での人々の様子が目に浮かぶよう。よろしくない女たちの化粧や立ち振る舞い、宮様の何気ない言葉が書かれていて時を超えてグッと身近に感じた。紫式部の日記は男性関係はほとんど出てこないが和泉式部の日記は恋愛のことしか出てこないという真逆さが印象的。読んでいて面白いのは和泉式部日記だがその時代の宮中での日常、文化を知ることができるのは紫式部日記。紫式部日記の方が「へぇ~」と言いながら興味津々で読めた。

2023/08/18

アケミネ

現代の研究を踏まえると、誤訳と思われるところや、広く解釈されている内容と異なる箇所もあるものの、大正時代に刊行された書物なのでそれも当然。それから令和に至るまでの研究の積み重ねを感じた。 特に、紫式部に、このような女性であってほしいという恣意的な解釈を感じないこともないが、それも著者の人となりが推測されて興味深い。そして、和泉式部日記訳の方に魅力を感じた。

2024/05/29

石橋

大河ドラマに刺激を受けて読む。与謝野晶子の意訳ゆえに強く感じるのかもしれないが、なんで紫式部はそんなに悲観的で他者評価に過敏なんだろうか。身分も見かけも大したことないのに賢いというだけで取り立てられた引け目とか…?  ドラマ経由だと「道長(殿様)との秘めた逢瀬ゆえ??」なんて想像してしまう。

2024/04/12

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