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生物にとって時間とは何か (角川ソフィア文庫)

生物にとって時間とは何か (角川ソフィア文庫)

生物にとって時間とは何か (角川ソフィア文庫)

作家
池田清彦
出版社
KADOKAWA
発売日
2013-05-25
ISBN
9784044052188
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生物にとって時間とは何か (角川ソフィア文庫) / 感想・レビュー

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金吾

免疫の話や脳の話は面白かったですが、全体的に私には難しかったです。ただ記述は丁寧なため読み進むことはできました。文庫版あとがきは笑えました。

2021/05/28

佐島楓

この本で「構造主義生物学」なるものが存在することを知りました。むろん、本書に書かれている内容の半分も理解できませんでしたが。でもこういう哲学にコミットする考え方もあるんだな、と面白く思いました。

2014/01/15

to boy

薄っぺらい本ですがとても難解で半分も理解できませんでした。「構造主義生物学」を提唱する著者の科学的、哲学的な論文です。生命の定義、進化論、生命発生など構造主義の観点から述べられていますが難しい。カール・ポパーの三世界論をうまく使って論を張っているようですが・・・なかなか素人には手に余しました。

2014/11/23

bapaksejahtera

生物を特徴づけるオートポイエーシス(自己複製と自律的秩序形成)から始まり、免疫システム、次いで同一性に関する認識論と論が進行し、興味深い話題が続くが全体が見えない中、ネオダーウィニズム批判を展開する事で、生物をDNAによる決定論的世界でなく、時間を核心とするシステムとして認識させる論旨が明快となる。古い生物学常識に捕らわれた私の目を覚ます本であった。生物学は地球という狭い世界で成立する学問に過ぎず、物理学こそ宇宙的因果関係が成立する学問なりという物理学者の主張も証明は不能であるという記述は小気味よかった。

2022/08/24

シロうさぎ

フジTV、人気番組「本間でっか」で人気コメンテーター池田先生の著書。生物の分類・進化の科学的な思考、考察方法について多角的な面から生命哲学として論考していくのですが、「哲学的な表現をすれば正の意見かもしれないが、科学的境地から考察すれば、必ずしも著者の提案は的を射ているとは思えないな・・・」って感じで、著者の意見に賛同はできなかったものの、いろいろ考えられて面白かった。 でも、生物系の知識がないと、ちょっと読むのきついかも・・・。

2013/08/09

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