ひとりの夜を短歌とあそぼう (角川ソフィア文庫 D 102-2)
ひとりの夜を短歌とあそぼう (角川ソフィア文庫 D 102-2) / 感想・レビュー
ヴェネツィア
短歌集団「猫又」による歌集。メンバーは主宰者の沢田康彦、講師の穂村弘と東直子、そして一般の生徒たち。もっとも、その中には漫画家の吉野朔美なども。歌はすべて講師から出された「お題」を詠んだ題詠である。題は「嫉妬」といったごく普通のものもあれば、「べたべた」のようにオノマトペの厄介なものも。時には講師陣も生徒たちに交じって詠んでいるのだが、これを見ると現代短歌の世界はプロとアマの垣根が低くなったなと思う。もちろん、意識的にそうしている節はあるのだけれど。その意味では、俵万智の功績はまことに大きい。
2023/04/02
コットン
穂村弘さんと東直子さんを先生に生徒たちの楽しい短歌本。最初の長濱智子さんの「ゲーセンの音に紛れて放心しこんなにモグラを殺してしまった」からして面白い!
2017/11/03
佐島楓
ことばの持つきらきらした力に目がくらむ思いをした。どうしたらこんな作品群を詠めるようになるんだろう。詠んでみたいけれどまだこわい。
2019/03/02
華
自分が短歌を詠むようになって初めて読んだ短歌本…こんなん出てこないわ~こんな風に解けないわ~の山。面白い。ほむほむと東さんが揃って◎を付けてる歌も理解できなかったりする。まあいいさ、それだけ自由でいいということ、同人の方の歌が頭の隅にでも残って自分の刺激になればいい。
2014/05/06
ポテチ
様々な永遠を見た! "思い"って保存可能なんだなぁ。
2020/05/25
感想・レビューをもっと見る