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脳死臓器移植は正しいか (角川ソフィア文庫 332)

脳死臓器移植は正しいか (角川ソフィア文庫 332)

脳死臓器移植は正しいか (角川ソフィア文庫 332)

作家
池田清彦
出版社
KADOKAWA
発売日
2006-06-01
ISBN
9784044070014
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脳死臓器移植は正しいか (角川ソフィア文庫 332) / 感想・レビュー

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やっさん

★☆ 薬剤師の友人からの推薦書。読んで字の如く脳死臓器移植の是非を掘り下げた一冊だが、わずか6頁の〝まえがき〟で全ての主張を終えている印象。

2019/10/11

James Hayashi

早大国際教養学部教授、00年に『臓器移植 我、せずされず』を加筆修正したもの。 そもそも痛みなど脳で感じるもの。脳死であれば臓器取り出しのための手術は痛くも痒くもないのでは? 伊藤博文を暗殺した安重根を例に出したり、日本で交通事故で毎年1万人がなくなっていることに対し、自動車業界を無くさないという極端な天秤をかけるなど表現が極端である。同意できるのは現在は過渡期であり将来は再生医療遺伝子医療へ進んでいくこと。

2020/10/10

shimashimaon

巻末の年表は2006年5月に国内45例目の脳死移植が実施された内容で終わっていますが、日本臓器移植ネットワークによると1995年4月から2021年9月末までに773人の脳死下臓器提供が行われたとのことです。この内2010年の法改正後は687人となっています。私がどのように考えるかは私自身と家族の問題だと思っていましたが、村上陽一郎氏のコメントを引きながら『逃避』と『断念』の間にある傲慢さに気付くべきだという指摘にはどきりとしました。著者の構造主義生物学は仏教の「縁起」「依他起承」を想起させて面白いですね。

2022/08/13

lily

「ほんまでっかTV」の軽快な語り口で有名な著者による反脳死・臓器移植論。大前提として、脳死後の臓器移植は「他者の死を待ち願う欠陥医療」であるという点を指摘している。また、経緯を見ても脳死という言葉は科学技術の発展と臓器移植を推進するために産まれた言葉であり、脳死を一律で人の死とする改正臓器移植法は、本人の意思が不明な場合も臓器提供に同意したと「みなされる」可能性がある悪法だという指摘には説得力があった。まだまだ知識不足。関連書籍を読み深めたい。

2017/01/20

春色

ううーん。何かなぁ。噛み合わないなぁ。私は「基本的に」立花隆と同じく唯脳論者なのだよ。作者の言うことに全部マルッと同意は出来ない。でもどこが私の感覚とズレているのかを言葉にするのは難しい。まぁ、読んでみてくださいな、と。

2006/09/14

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