KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

改訂新版 心的現象論序説 (角川ソフィア文庫)

改訂新版 心的現象論序説 (角川ソフィア文庫)

改訂新版 心的現象論序説 (角川ソフィア文庫)

作家
吉本隆明
高柳 雅人
出版社
KADOKAWA
発売日
2013-02-23
ISBN
9784044086114
amazonで購入する

改訂新版 心的現象論序説 (角川ソフィア文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

yutaro sata

世界からも自分の身体からも疎外されている場所、原生的疎外の場所に心的領域を定め、異常や病を、心的領域の、時間や空間との一次的対応の様相から見ていく。 『共同幻想論』同様、フロイトの仕事をどう批判的に発展させていくかが大きなテーマとなっているように思う。 感情が、なぜ空間とより関わるのかなどは、いまだよく消化できず。じっくり行こう。 夢を、既視の夢、固有夢、一般夢というように分けていけば、あらゆる夢を解釈可能性として考えることができる、などという箇所は面白い。 これはまだ序説であって、私は本論へ向かう。

2023/11/28

yutaro sata

読むのは3回目か。『本論』を読み終えてから読むのは初めて。夢の話が1番面白いかなあという感想は変わらずかな。この何年かで理解がすごく進んだという感じでもなく、まあそこは焦らず行くしかないが、とりあえず宇田亮一さんの読み方本に進んでみる。

2024/08/27

またの名

日本語でおk。極めて鋭い言語感覚で書かれた探求に対してそう言わざるを得ないのは、あまりに鋭く独自過ぎる思想体系から繰り出される純粋・原生的疎外、了解と関係の三つ組等の概念がハンパなく理解し辛いから。鍵となる時間と空間の定義も明確でなくて混乱が増すけれど、フロイトと対決しつつ夢を論じる個所で時空間をモチーフに心的現象を分析してきたことの意義が氷解し、想像力や共同幻想への接続を暗示しながら終わる結末を読む頃には、ドンキホーテ的蛮勇に感服している。分裂病・失語症論が意味不明で成否を判じ得なくてももう仕方ないか。

2013/12/20

yutaro sata

これはとびきり難しい。最近本論が出たようですけれども序論を消化するのにどれくらいかかるものか。本論に飛び込んだ方が良いのか。

2022/04/24

226

「心的現象としての夢」は面白かったが、あとは難解でわからなかった。

2013/05/29

感想・レビューをもっと見る