愛欲の精神史1 性愛のインド (角川ソフィア文庫 G 107-1)
愛欲の精神史1 性愛のインド (角川ソフィア文庫 G 107-1) / 感想・レビュー
うえ
旧国鉄では主要駅を0.00時に出発する列車は皆無であった。関東の私鉄では京成京急が意識的に0.00時発の列車を走らせているだけ。関東では0時発のダイヤを避ける傾向。しかし関西では私鉄一社を除き殆どが0.00発。ゼロを嫌うのは日本人でなく,あずま型の人間か。ソ連ではモスクワ,レニングラードを結ぶ「赤い矢」号の出発が23.59。どう解釈すべきか。「たがいに矛盾する命題が統合されたり統一されたりしているようにみえるのは、むしろ一種の錯覚である場合が多い…そもそも、そんなことが実証的に説明されうるものなのか
2014/01/18
うちこ
「おっと、そこ掘り下げますか」という異色コンテンツのオンパレード。ヒンドゥー教の四住期説と仏教の四諦説を並べて、最終目標を「遁世」とするか「道」とするかの差異をと捉えていく過程などは読んでいてすごくおもしろかった。第二部は、インド思想の中の性愛のとらえかたを第一部でこってり著者さんの思い入れとともに紐解いた後に、ガンディーの行動に重ねていきます。「決めつけて勢いよく進みすぎでは」感じるところもありますが、頭の中で地図や年表を描きながらインド思想を学んでいる人には、すごく楽しい内容です。
2014/09/06
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