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家族狂 (角川文庫 な 34-2)

家族狂 (角川文庫 な 34-2)

家族狂 (角川文庫 な 34-2)

作家
中村うさぎ
出版社
KADOKAWA
発売日
1999-09-01
ISBN
9784044125172
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家族狂 (角川文庫 な 34-2) / 感想・レビュー

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myunclek

最後まで冗談で終わってしまうのかと思いきや、うさぎちゃんこんなに怖いお話書くんだ。ましてや、後書きで死体愛好家云々にはビックリぽんでしたわ。前回読んだエッセイとの落差に戸惑い隠せずですね。でも、後引く不思議な面白さ(^-^)

2016/10/15

καйυγα

作家の目の前に現れる幽霊家族、そこから展開されていく物語はどんなものか——コメディ。いや、ホラー。いいや、そもそも現実なのか妄想なのか空想なのか。軽い足取りで進む本作はどうみてもギャグものなんだけど、読み進めていく中で突如現れる恐怖は内容を裏切る形で驚いた。ナマクビを洗う発想はどこから湧いて出たのかは知りたくないけど、怖さ、いや危なさを描写する部分は◎。所々伏線は先読みできたが全てではない。最後の形は結果的に丸く納まったようだし、あんなんで良かったと思う。個人的にあとがきは不要だったなっ

2015/03/04

やまねっと

集中して読んだら2時間で読めてしまった。なんか筒井康隆風というか、猟奇的な内容だが、不思議とすんなり読めてしまった。幽霊の家族が出てくるのが良い緩衝剤となったのだろう。色々してくれるが、余計なことしかしてくれないこの幽霊家族だが、真相が明らかになった時にそうきたかと膝を叩いた。これは確信をつくから敢えてぼかして書くが、ラストは意外な結末で終わったので、なかなか読後感が複雑なものというか一筋縄ではいかないなと思った。中村うさぎにも色々小説を書いて欲しいが今は何をやってるのだろう。新作を期待します。

2022/11/20

sasa

生首を洗うって・・。想像と違う内容で少しびっくり。こういう文も中村うさぎさんは書くんですね。

2014/02/20

いろは

一人称の作品は、ともすれば主人公の独りよがりな感情に振り回される事になるので、ちょっと警戒して読みはじめた。設定は面白いし、最後のオチもなかなか。しかし自閉症は生まれつきの病気であって「ひきこもり」とは全く違うし、精神科は「措置入院」という制度があるので、最悪強制入院が可能なのである。読んでいて作者の取材の甘さを否めなかった。後書きで自身の事を「生首愛好者」と公言し、神戸の酒鬼薔薇事件の犯人を「同士」のように思っていると...こんな事わざわざ書く必要あるのだろうか。これはサイコホラーではなく悪趣味。★★

2017/09/17

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