怪獣男爵 改訂版 (角川スニーカー文庫 68-1)
怪獣男爵 改訂版 (角川スニーカー文庫 68-1) / 感想・レビュー
END
『ビブリア』を読んだのでジュブナイルの横溝正史を探してみた。江戸川乱歩の『怪人二十面相』シリーズに似た雰囲気。明智小五郎と小林少年よりも一人多いといった構造なのでちょっとフワッとした感じ。三部作の一作目って事もあり最後はスッキリしなかった。久しぶりの児童小説ってひらがなが多めなのもちょっと読みづらかった。何はともあれ等々力警部が登場するのが嬉しい。
2020/08/23
ホームズ
スニーカー文庫版で再読。子供むけの小説ってことで読みやすかった(笑)角川文庫版とは違って挿絵があるのは面白いですね(笑)絵がスニーカー文庫ぽくっていい感じだし(笑)ちょっと子供っぽすぎるところもありますが十分に楽しめました(笑)横溝正史の世界は大好きです(笑)
2009/09/14
びぎR
『死刑になった古柳男爵が恐ろしい姿になって生き返った。』以前読んだ「金色の魔術師」と同じく、横溝正史による少年向け小説。荒唐無稽な怪人犯罪者、頭の切れる探偵とそれを補佐する少年、と江戸川乱歩のものと同様のフォーマット。怪獣男爵の容姿の他にも色々妖しい設定があったり、殺人が多発したり、大量殺人が計画されたり、おどろおどろしさは江戸川乱歩のものより一段上。薄い本(文庫228P)だが意外と読みごたえがあった。
2018/07/22
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