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夢から、さめない (角川スニーカー文庫 85-1)

夢から、さめない (角川スニーカー文庫 85-1)

夢から、さめない (角川スニーカー文庫 85-1)

作家
白倉由美
出版社
KADOKAWA
発売日
1997-08-01
ISBN
9784044185015
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夢から、さめない (角川スニーカー文庫 85-1) / 感想・レビュー

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銀雪

初めて読んでからもう10年近くが経つ。冬のお話だけど、なぜか夏に読みたくなる本。最近復刊したものよりもこちらのほうが装丁がずっと綺麗だし、カラーページやコミック部分もあって好き。とても幻想的なお話。リアリティのなさがいい。文章表現もまたいちいち綺麗。そして巻末の「飛ぶ教室」、モデルとなった施設がどこなのか少し見当がついてしまった。やっぱり10年も経つと、初めて読んだときとは感じることも違うな。

2010/09/01

とめこ

「動物園襲撃計画」と記された青いノートをきっかけに、5人の少年少女が新月の水曜日に動物園を襲撃するお話。ふわふわとつかみどころのないお話でした。文章が少女チックというか、お菓子みたいな甘い感じなのが拍車をかけてる感じ。みんなふわふわ不安定な言動で見てて不安になる…。ガチで動物園を襲撃したのに驚いたし、阿鼻叫喚の現場が幻想的に表現されてたのには物は言いようだなと思いました。いや大惨事ですよ。最後良い感じに青春ぽくまとめられたのにはポカンとしてしまった。あと犬にチョコは与えてはならない。雰囲気は好きでした。

2016/11/30

三枝

三人の少女と二人の少年は草薙水の遺言が残された「動物園襲撃計画」という青いノートをきっかけに登場人物が結びついていきます。自然と人物の容姿や風景、心情描写が脳裏に浮かび、想像するだけで涙が出そうな綺麗な文体に目が離せませんでした。 兄を溺愛し名前を与えられた空音、死んでしまった水の変わりに森と付き合う勇魚、前の彼氏の存在を消せない陸。儚くて触れるだけで壊れてしまいそうな少女達と優しく、小さな温もりを与える少年達の青春に懐かしさと切なさを蘇らされたような気がしました。

2014/10/13

さぼ

③ 

もとやん

記憶を語ることは夢をみることと似ている?なるほど、だから「夢からさめない」なのか? 5人の少年少女達がそれぞれの視点から紡ぐ物語は、やがて動物園襲撃へと収斂します。 襲撃するならパン屋でしょ、などと言わずに、たまには少女漫画の世界観に浸ってみてはいかが?

2019/02/07

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