夢から、さめない (角川文庫 し 40-1)
夢から、さめない (角川文庫 し 40-1) / 感想・レビュー
yamakujira
元気溌剌な陸ちゃんと、斜に構えて彼女をものにした小沢君、高校を中退して上京した森君と、彼を追ってきた勇魚ちゃん、血縁のない兄を想う空音ちゃん、5人の高校生が森君の兄が遺した「動物園襲撃計画」のノートでつながり、深夜の動物園に忍びこむ。情緒不安定な勇魚を筆頭に登場人物の実在感が乏しくて、輪郭がはっきりとしない淡色の水彩画のような、ふわふわした不思議な物語だった。視点の変換が頻繁なのがせわしなく思ったら、もともとラジオドラマ用に書かれたそうで納得。スニーカー文庫だったから児童小説かな。 (★★★☆☆)
2019/09/12
うさぎ
【初読】文字を目で追うのですが、何だか上滑りしてお話がなかなか頭に入って来なくて、読み終えるのに時間がかかりました。私の中のイメージはブラウン管のレトロな白黒テレビに映し出されている線の細い登場人物が出てくるアニメとして、脳内で再生されていました。もう一度読めばもう少しはまともな感想が書けそうですが、再読するかどうかは微妙かな?
2021/08/18
竜
つかみどころのないふわふわした印象の本だった
2015/10/06
すん
★★★☆☆ 綿菓子みたいに甘くて、ふわふわと頼りなくて、儚げな物語。1冊の「動物園襲撃ノート」が次々と5人の少年少女達の手に渡り、話し手がコロコロ転換していくところは、恩田さんの『ドミノ』を思い出させました。表現も繊細でキレイです。登場人物達に異常にリアリティがなかったけど・・・実際の高校生はもっと現実的で打算的なはず!!笑 ちょっとわかりにくいところも多かったけれど、『夢から、さめない』ってことは、動物(=檻に閉じこめられた心)を解き放って、願いを祈り続けてってことなのかなと思いました。
2009/09/21
さとちゃん。
不思議な物語。
2016/09/08
感想・レビューをもっと見る