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木島日記 (角川文庫 お 39-4)

木島日記 (角川文庫 お 39-4)

木島日記 (角川文庫 お 39-4)

作家
大塚英志
角川書店装丁室
出版社
KADOKAWA
発売日
2003-03-25
ISBN
9784044191122
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木島日記 (角川文庫 お 39-4) / 感想・レビュー

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はらぺこ

「折口日記」かと思った。 昭和初期の世相やオカルトに詳しい人が読めば尚更楽しめると思う。自分は昭和史に疎いのでドコまでが事実か気になった。 折口は美蘭の結婚後がオモロイ。確かに美蘭はカワイイから折口の気持ちは理解できる。 京極堂も坂の上でしたっけ?「~堂」って古書店の店主は変わった人が多いなぁ。モデルになった何かが有るんかなぁ?

2011/05/29

tu-ka

民俗学とオカルトの融合!?ロンギヌスの槍やサヴァン型高速積分計算機、記憶する水など昭和初期のマニアックで胡散臭いネタてんこ盛り・・・なのであーる。であーる。あーる。あーる。(笑)

2014/02/26

ゲオルギオ・ハーン

漫画原作者や評論家として有名な著者の小説。酷評する感じで申し訳ないが、知識と設定だけで書いたという感じで、心の動きを描く上手さやストーリー構造の巧みさはなく、オカルト知識を披露した作品となっている。テーマが分かりづらく、あとがきで「時代の空気や偽史作家としての民俗学者をエンタメ風に描いてみた」と自分でフォローしているが、情景や戦闘描写が上手いわけでもなく、展開される経緯や理屈の説明も著者はそれで満足だろうが個人的には力業で畳んだ印象が強い(率直に言って楽しいところは特にない)。

2022/07/21

ヒロくま

昭和初期。民俗学。実在した人物と奇妙な架空の登場人物。未来予測計算機の正体に狂気を感じつつも、時代が醸し出す空気にあてられ次々に起こるオカルティックな出来事にすんなり引き込まれた。コミックも読んでみたい。

2017/05/03

藤月はな(灯れ松明の火)

恥ずかしながら「折口日記」を読んだことがないために読むのに四苦八苦しましたがオカルトと民俗学と史実との融合は面白かったです。「学問追求のためには倫理も犠牲にする科学者の一線とは何か?」という命題は「多重人格探偵サイコ」や柳行司氏の「新世界」と通じ、学問を学ぶ者としては考え続けなければならない問題でした。そして折口先生は身近に似た人と過ごしていたことがあったので先生の癇癪に苦労させられながらものらくりとやり過ごす弟子や周りの人々にほろ苦い感傷を覚えました。

2011/06/13

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