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GOTH 夜の章 (角川文庫)

GOTH 夜の章 (角川文庫)

GOTH 夜の章 (角川文庫)

作家
乙一
出版社
角川書店
発売日
2005-06-25
ISBN
9784044253042
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GOTH 夜の章 (角川文庫) / 感想・レビュー

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mae.dat

連作3篇集。気色の悪いけど、想定していたのでダメージは最小限。『夜の章』で確かにそうなのですが、思っていた夜とはちょっと違ったのかな。のっけからサイコキラーな話でしたけど、犯人の心理は殆ど触れられる事が無かったので、平静を保てました。ミステリーに於いて5W1Hの内、最も重視するのは? ってのに儂はWhyかな〜って思うのです。物にも依りますが。傾向として。著者さんは敢えてこれを書かない事でライトに仕上げたみたい。終章はね、昔『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています』ってあったねと、思い出しましたよ。

2023/03/13

ナルピーチ

怖い怖い怖い…。鳥肌立ちっぱなしの連作短編集。主人公の“僕”と同級生の“森野夜”に纏わる恐怖の3編が収録。一話目『暗黒系』では森野が拾った怪しい手帳を切っ掛けに物語が展開され、想像できないヤバめのグログロな描写に身が縮こまる…。続いて『犬』か弱い少女と飼い犬の愛に溢れ…ている?!イヤ~な話、ラストは著者の仕掛けに見事にハメられた。三話目『記憶』は森野夜が理想とする紐を探す話だが、場面は過去に移って…と、これまた驚愕の事実に唖然とさせられた。ここまでが前半『夜の章』続けて後半『僕の章』を恐々読む事としよう。

2020/10/20

mitei

色々な殺人事件を叙述トリックを駆使して書かれた一冊。乙一面白いなぁと思った。

2010/07/04

せ~や

「暗黒系」はグロくて、夢見が悪くなって、「犬」はこちらがそうだろうと思ってたことがそもそも違うくて(少し無理矢理感が否めないけど… )、「記憶」はなんだか寂しい気持ち。「犬」や「記憶」の主人公は、日々をどんな想いで生きてきたんだろう?そこから見える景色や世界は、どんな景色で、どんな世界だったのだろう?誰かのために何かをとは思わないけど、見える景色や世界が少しでも見える人がいたらいいな。

2017/05/12

おしゃべりメガネ

いやぁ、コワかったです。そして何度もモノの見事にやられました。相変わらず精神的に追い詰められてく雰囲気は全開で、乙一さんワールドをたくさん味あわせてくれます。主人公のクールさが、とても魅力的でダークな雰囲気をさらに後押ししてくれてます。そして何よりも魅力的なのが「森野夜」という女の子です。オープニングの『暗黒系』は一部描写にグロいトコはありますが、そこは乙一さんの必須?な作風なので、我慢です。ダマすことにじっくり時間をかけて、満を持して騙しにくる展開に快感すら感じます。鬼才乙一さんの世界へようこそ!

2013/11/13

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