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円環少女 5 (角川スニーカー文庫 153-7)

円環少女 5 (角川スニーカー文庫 153-7)

円環少女 5 (角川スニーカー文庫 153-7)

作家
長谷敏司
深遊
出版社
角川書店
発売日
2007-04-01
ISBN
9784044267070
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円環少女 5 (角川スニーカー文庫 153-7) / 感想・レビュー

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まりも

テロリスト事件中編といった感じ。核爆弾を乗せた列車を止めるために動く公館と警察。しかし事態はそんな彼らをあざ笑うかのようにどんどん悪化していく。茨姫の聖痕体系が明らかになったりと次巻の戦闘へ向けて着々と準備が整いましたね。神への信仰を捨てることなく新たな道を見つけたエレオノール、大切な少女を守るために公館を抜けた仁。この二人が次巻でどうなるのか。公館のメンバーも含めこの事件の結末が気になるな。

2014/08/14

あなほりふくろう

国城田、ワイズマンと核爆弾を巡る続き。今回、登場人物の誰もが幾度となく「恐怖」という言葉を口にした。社会や世界に押さえつけられ、飲み込まれる恐怖を皆が抱いて生きている。国城田「神とは、恐怖」ただ恐怖に縛られるより、破壊と再生に希望を抱く姿勢を間違いと断じ切れず、困惑とともに戦慄。そしてその一方、地下の底でパンケーキを焼いて狩猟魔導師中隊の連中に振舞うきずなの好意に、彼らの間の「恐怖」という境界線が薄まっていく。もしかしたら一見「甘い」行為の中に問題打破の糸口があるのかも、いやあってほしいと思った。

2013/06/24

fukumasagami

姿をあらわしたときが、彼の最後だ。 仁の、専門家である部分が告げていた。ワイズマンの狙撃手は、彼を釣る餌として、メイゼルに一発で致命傷を与えなかったのだ。瀕死の少女の悲鳴に耐えきれなくなって、無防備な線路上に出た彼を射殺する。これは狩りだ。昨日、彼が撃てなかったあの娘が、ライフルの引き金に指をかけ、仁が頭を出す瞬間をじっと待っている。だがそれはつまり、メイゼルがすぐそばで苦しみ助けを待っているということだ。冷静になれと、仁は石に額を打ち付けた。

2024/04/27

シュエパイ

重傷を負った友と共に誘拐された近道で、能動的に索引型魔法を使い始めたきずなの姿に、将来の悲しみを思うのです。この子が、魔法なんて使えなければ、もっと違う形で幸せを捕まえられたんだろうなぁ・・・。茨姫の己が身を引き裂くことで発動する聖痕体系は、判っていたけどやっぱりグロくておぞましくて、だからこそ魔法使いっぽいなぁ。己の道のために抜けた仁と、地の果てに落ちてなお神の道を説くエレオノール。きっと二人は、反対側に違っていて、でも似てるんだろうなぁ。

2013/07/09

KEI

購入。読みにくいが、少しずつ改善されているようだ。でも、もはや深遊さんの描く女性陣のためだけに読んでいると言っても過言ではないかも・・・。んー、相変わらず魔導師の魔術大系の設定は素晴らしい。<公館>の魔導師は「高位」という枕詞がつくだけある。強いというよりえげつない。しかし、八咬さんだけ能力公開はおあずけです。悪鬼より悪魔な能力ということで、かなり気になる。

2010/10/04

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