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愚者のエンドロール (角川文庫)

愚者のエンドロール (角川文庫)

愚者のエンドロール (角川文庫)

作家
米澤穂信
高野 音彦
清水 厚
出版社
KADOKAWA
発売日
2002-07-31
ISBN
9784044271022
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愚者のエンドロール (角川文庫) / 感想・レビュー

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へくとぱすかる

映画制作にかかわる謎をめぐって、入れ子のような世界が展開する。未完成の映画にかかわる謎は、ただ推理のための推理であってはいけなかった。そこが、この小説に深みを与えていると思います。もちろんミステリとしてのお約束として、最後の最後まで気が抜けないし、あるいは後期クイーン問題がここに関わってくることも、十分考えなくてはならないでしょう。四人の古典部員が、それぞれの個性を発揮する物語となっていることで、ますますこの世界に引き込まれる思いがします。再読。約50分で読了。初読のときは、とてもこうは行きませんでした。

2014/08/31

佐々陽太朗(K.Tsubota)

人の死なないミステリ、いいですね。今回は神山高校二年F組が文化祭に出展する自主制作ミステリ映画の謎をめぐる話。アントニー・バークリーの『毒入りチョコレート事件』へのオマージュともいえる作品。米澤氏のミステリに対する思い入れがひしひしと伝わってきます。ミステリ好きにはたまらんでしょう。事情通はウイスキー・ボンボンが出てきた時点でニンマリしたはず。それにしても第一作『氷菓』のあとがきにあった謎がまだ解けていません。米澤さん、もったいつけてくれるなー。(笑)

2012/06/25

射手座の天使あきちゃん

今回の狂言廻し役の江波さんて、ひっとして・・・ あっ、そうか アガサ・クリスティーの「Why Didn't They Ask Evans?」の「もじり」なのか!?(笑) 古典部シリーズ第二弾 ホータロー君 今回は、誰かさんにうまーく踊らされて、推理の域を超えちゃいましたねぇ、部員4名、それぞれに「いい味」出てて続きが益々楽しみで~す♪

2011/02/26

扉のこちら側

初読。人の死なないミステリとしてよい展開だった。前作と弱冠印象が違って読みやすかった。ほうたるや産卵の誤字のような小さいところで笑ってしまった。

2012/09/08

kishikan

前作(氷菓)が面白かったので、シリーズ第2弾を手にしました。さらに学園ドラマ色が強くなり、軽いノリだなぁって読み進めていたのですが、あにはからんや・・・。密室殺人?ややっ面白くなってきたぞ。今回はホータロー達の活躍に加え「女帝」の登場など神山高校のいろんな生徒が登場するので、注意深く読まないと頭の中がパニクリます。それに、事件の謎解きには、その背景にあるものも考慮しないといけないんですよ。さらに、ホームズ、クリスティなどミステリの知識も必要で、こりゃただの青春ミステリじゃありませんね。米澤さん恐るべし!

2012/09/28

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