斬魔大聖デモンベイン機神胎動 (角川スニーカー文庫 156-8)
斬魔大聖デモンベイン機神胎動 (角川スニーカー文庫 156-8) / 感想・レビュー
緋莢
外伝1巻目。本編の執筆は涼風涼でしたが、この外伝3冊は 古橋秀之が執筆しています。外伝は本編前日譚がほとんどで 九郎の出番はほんの僅かで、アル・アジフは出てくるものの パートナーがそれぞれ異なります。この1巻は、あとがきでも書かれているように本編の時代が(架空の)1930年前後?という説がある事から、それより40年近く前の 1890年頃を舞台にしています。覇道鋼造や電動服(モーター・スーツ)を着て、夜のロンドンの街を守る“科学の騎士”をやっているエイダ(ただし、新聞には潜水ゴリラと書かれる始末)(続く
2020/05/06
じお
★★★☆☆ 再読。十九世紀、謎めいた大富豪・覇道鋼造を追う記者・エイダは、マスターオブネクロノミコンたるアズラッド達と出会い事件に巻き込まれる、後に世界を救う礎となる冒険譚のロボゲーノベライズ外伝第1巻。面白かったです、1800年代での魔術と科学のトンデモストーリーが楽しめる、デモベの世界にスチームパンクが悪魔的にマッチした雰囲気サイコーの物語、デモンベイン誕生秘話のような話はファンとしてはたまらないし、未だ独りのアルがもう…、本編を補足する上質の番外編、小説でもゲームでもデモベ触れた人は読んで損なしです
2024/01/05
ヴィオラ
この4冊目から、著者も変わり外伝に入ります。そして、その著者が古橋さん。「ある日爆弾が〜」がなかなか面白かったので期待。 前作から主人公が2世代若返った分、舞台も19世紀末に!みんな大好き19世紀末ですよ!初っ端から「短足ディック」とかいうキャラが出てきて期待が膨らむ…も、その後は期待したような展開は無し…。あくまでも真っ当に(?)デモンベインのお話でした。 それでも、飛行船、蒸気機関車、機械式計算機等と魔術、邪神が絡んでいく「絵」はやっぱり素敵。
2018/02/13
柏葉
古橋秀之がデモンベイン外伝小説を出していることを知り購入。読んでいる最中、頭の中でデモンベインのBGMが鳴りっぱなしだった。本書は正しくデモンベイン。若き日の覇道鋼造、当時のマスター・オブ・ネクロノミコンとプレ・デモンベインと共に世界を股に掛け邪神を倒す!鋼屋ジンのテキストよりリーダビリティが高く、それでいて原作の雰囲気を壊さないところは流石のベテラン作家。デモンベイン成分をしっかり持ちつつ、原作よりSAN値高めスチームパンク成分多めで物語は構成されている。続きも読む。
2015/06/27
キャベ
大好きな本なのに、登録し忘れてました。 「デモンベイン」に大きな影響を与えたと鋼屋ジンさんが認める「ブラックロッド」シリーズの作者の手による「デモンベイン」。趣味全開でスチームパンク&クトゥルー神話&巨大ロボ。しかも1930年代設定。魔術の口訣がパンチカードで出力されたり、ロボのパーツを蒸気機関車で運んだり、読んでて血圧上がりっぱなし。 無限の力を持つ邪神に対し、ちっぽけな人間が魂を燃やしながら戦うアイオーンの戦いっぷりは、熱い感動を呼び起こします。 熱いです。激アツ。
2017/05/12
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