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鬼哭街鬼眼麗人 (角川スニーカー文庫 156-10)

鬼哭街鬼眼麗人 (角川スニーカー文庫 156-10)

鬼哭街鬼眼麗人 (角川スニーカー文庫 156-10)

作家
虚淵玄
中央東口
出版社
KADOKAWA
発売日
2005-02-01
ISBN
9784044278106
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鬼哭街鬼眼麗人 (角川スニーカー文庫 156-10) / 感想・レビュー

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藤原

実に面白かった。サイバーパンクやらアンドロイドやら武侠アクション等、自分が好きな材料をこれでもかと詰め込んで、見事に料理されて最高に満足。劉が外道に手を染める過程を思うと悲しくて哀れ。劉が好きになった。終わり方も好み。あと面白かったのがあとがき。こんなに本が出たことにネガティブなあとがきは初めて。虚淵先生にとってテキストは絵や音楽と並んでゲームの一素材でしかないから、小説として出すことで鬼哭街本来の楽しみ方が歪んでしまうのを恐れたのか。功績の独り占めを嫌ったのか。小説としてとても面白かったけど。

2019/08/17

白義

今でこそ、虚淵玄はアニメや、特撮にその筆の翼を伸ばし時の人となっている。だが、彼はエロゲーで育ち、エロゲーに忠義を捧げた魂だ。本書あとがきでも、エロゲー以外の媒体で仕事をする事への疑問や躊躇いをストレートに吐露している。そのうえで、ノベライズにも関わらずこの言葉を賛辞として贈らせていただきたい。これは間違いなくエロゲーだ。エロゲー以外の何者でもあり得ない、エロゲーの歴史が内包し養ってきた核心を盛り込んだエロゲーとしてのお話なのだと

2013/08/10

刻猫

現実は非情で無情。悪逆、悪趣味ですらある。絶望的な状況に、絶望的な真実を浴びせるとか、王道の真逆というか、悪辣というか。美しいなら、バッドエンドであろうと、素敵な物語と言って憚らない俺でも、おぞましいとしか思えない。まぁ、二人の主観においては、ようやく得ることのできた安息の地。閉ざされた世界で、永遠にお幸せに。

2012/06/29

Urakawa

この作品のすげえところは「魂って何なの?」「自分って何なの?」っていうSFで度々言及されるお題目と、ハードなアクションを融和させて完成させたところにあると思うんだ。

2013/11/11

J・Kaiyou3426

読了。最後の戦いの最中に妹の本当の気持ちを知った兄の気持ちを想うとやり切れなくなるが、結末としては虚淵さんなりのハッピーエンドだったのではないかと思う。読んだのはいいが、今の自分では、まともな感想が書けない(文章的な意味で)気がするのでこの辺で。 しかし、原作がやりたくなったのは確か。

2015/06/01

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