僕の推理とあの子の理屈 (角川スニーカー文庫 910-1 スニーカー・ミステリ倶楽部)
僕の推理とあの子の理屈 (角川スニーカー文庫 910-1 スニーカー・ミステリ倶楽部) / 感想・レビュー
そのぼん
主人公の少年と、その友人たちが殺人事件を解決していく物語でした。容疑をかけられていた男が犯人なのか、そうでないのかも気になりながらよんでいました。
2012/12/09
マッちゃま
著者名を見て「何処かで見覚えがある…既読のアンソロジーやろな。確か思わず唸るような良作だった気がする」なんてことを思い出す。まあ〜きっと大丈夫やろうと判断し購入。変わった因習のある村で、積雪による足跡無き密室で1人が絞殺され1人は凶器を握り佇んでおり犯行は否定する。高校生3人と大学生1人で夏休みに真犯人捜しを始める。本格好きには堪らん設定に青春モノらしさもウッスラ交えとります。勿体無いと感じたのはカバーのイラストは探偵4人組の方が良かったかなあ。因習の意味や主人公の心の傷も物語の余韻に響くものでした。
2016/10/05
ほたる
岐阜を舞台にした密室殺人、犯人はこの人しかいないはずなのに人柄がそう思わせない。しっかりと捜査をして着実に真相に近づいていく。見えてくる風習と事件との関係性、そして密室のトリックが楽しめるようになっている。主人公が事件を通して自分の身を振り返るのも良かった。
2023/01/21
元気ハイター
うーん…スッキリしなかったなあ。オチが微妙だった。。淡々とした文体は嫌いじゃないんだけど、展開をもっと工夫してほしかったし、描写も長すぎる所があった。母親の問題も解決してないし消化不良感は拭えない。キャラも立ってないなあ。川藤さんのいい人っぷりを出す諸エピソードはなるほどと思った。読んだ後の充実感が無いのは、山が無いからなのか…結構致命的な気がする。犯人も何と無く読めちゃうんだよねー。タイトルも内容とミスマッチだし。作者との推理勝負以前に読者が作品に入り込めないかも。期待せずに読むが吉。
2013/03/10
鉄髭
米澤穂信の『氷菓』をはじめ、この手の作品が「ライトノベル」というジャンルに、当時はまだ収まっていたのか。現在の感覚からいくと、文体といい、内容といい、「一般小説」扱いが妥当だろう。
2010/06/14
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