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赤×ピンク (角川文庫)

赤×ピンク (角川文庫)

赤×ピンク (角川文庫)

作家
桜庭一樹
出版社
KADOKAWA
発売日
2008-02-22
ISBN
9784044281021
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赤×ピンク (角川文庫) / 感想・レビュー

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ミカママ

今、登録してみて驚き。こんなに登録数ある作品だったんだ?キーワードは、美少女、格闘技、性同一性障害、恋と成長、そしてちょっとだけSM、って感じの内容。こういう繊細さが、桜庭さんの人気の秘密なのかな〜〜なんて、残念ながらあんましこういう世界には縁のないあたしは、一気読みして本を閉じました。いえ、SなのかMなのかって聞かれれば、胸を張って「Mですっ」て答えますが笑

2015/07/27

❁かな❁

桜庭一樹さんの作品を読むのは2作目。儚く、危なっかしく、美しい少女達のお話。六本木の廃校で毎晩繰り広げられる非合法キャットファイト(女の子の格闘)。桜庭さんの初期の頃の短編集*そこに居場所を見つけ、それぞれの悩みを抱えて戦う少女達。最初の始まりから桜庭さんの文章に惹き込まれ、この不思議な空間に入っていくことができました。とても映像が浮かんできます。少女達の関係も素敵で、みんな愛おしいです*まゆ、ミーコ、皐月それぞれ個性的!私はミーコと皐月が好き*武志くんのキャラもいいです!ラストも良かったです♪

2016/08/28

エンブレムT

会員制「ガールズブラッド」で夜毎開催される地下キャットファイトクラブ。檻の中で手錠をかけられ鎖に繋がれた女の子達。可愛い女の子でいられる限られた季節を、自ら切り売りして生きている少女達の物語。ええぇ~~~!?この物語の対象読者って、いったいどの辺なんだ!?と、少々ウロタエながら読了(笑)「喪失と再生」の物語であり「女の子×女の子」の物語でもある。歪みを抱えながらも自分の居場所を求める少女達の姿は、遠い存在なのにどこか共感できる。好きなのは女性恐怖症な皐月の物語。妙に納得できたのは女王様ミーコの物語でした。

2010/09/28

優希

危うい女子たちの想いが刺さります。思春期と大人の間の不安定な時間の少女とも女性とも違う時間の中で、光の当たる場に立つことができずに壊れているのが痛みとして感じられました。何処かに迷い込むのは、誰しもが持っている感情なのかもしれません。サバイバルと成長、ほのかな恋が闇の中にいながら、一筋の光として差し込んでくるような印象を受けます。

2017/11/18

いこ

廃校になった小学校の中庭に、松明が明々と揺れる。その真ん中には八角形の檻。この中で、手錠をかけられ派手な衣装を着た女の子たちが格闘する。非合法のキャットファイトクラブ。ここで働く3人の女の子が主人公。21歳だけど14歳にしかみえない不安定なまゆ。昼間はSMクラブの女王様のミーコ。女嫌いだけど女にモテる、男みたいな皐月。こんなに寂しくて悲しくて愛されたいのに、その為の入り口はなぜか格闘技からしか開かれていない。そんな3人が、悩みながらも自分の道をみつけていく成長物語。女の子って本当に純粋で可愛い生き物です!

2021/10/04

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