涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫)
涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫) / 感想・レビュー
absinthe
題名の通り、しばらくの間あのハルヒがいなくなってしまうのだ。ハルヒ抜きと言うのは考えれば魅力大幅減のはずだが、キョンの意志が強いため求心力は失われなかった。キョンの素直な気持ちが最も強く表れた巻となった。キョンは重大な決断を迫られるが、迷いはなかった。ところで、説明的な文書も増えてしまった。かつてのシーンの再現や答え合わせ的な描写が多かった。
2020/12/21
海猫
なるほど世評が高いのも頷ける面白さ。軽く読めるのに本格SFの醍醐味がある。
2011/07/09
ゼロ
涼宮ハルヒのもう一つの可能性。シリーズ第4弾であり、シリーズ最高傑作。クリスマスシーズンにSOS団がパーティを開こうとした先に、キョンは不思議な日常を辿ることになる。あのハルヒが北高にいない。クラスメイトに話をしても、記憶違いで発狂しそうになる。しっかりと「SF」をやっており、キョンは時空を遡ることに成功し、おかしな世界にしてしまった元凶を突き止めるのだが、その人物は。キョンは、12月18日に宿題を置いてきまくっている。そして、この問題は恋心ではあるが、キョンの認識は違っている。人物の深掘りと物語が見事。
2023/05/06
mitei
映画にもなった有名な巻。個人的にはここが涼宮ハルヒシリーズの重要なターニングポイントだと思う。みなさんキョンに何らかの好意を持ってるような気がするがどうなんだろうか?
2010/01/27
Aster
現時点…いや少なくとも読み終わった今に関してはオールタイムベストと言ってもいい。見事なまでの伏線回収とそれを読者にスムーズに受け入れさせる語り口と設定の練り用は脱帽という他ない。それに加えて、消失までの巻におけるキョンの行動が、単なるキャラ付けなどではなくハルヒに対する気持ちにおける思春期ならではの行動として書かれていたこと。もう1つは消失を引き起こした犯人があの人であること。この2つが自分の中での「涼宮ハルヒの消失」を唯一のものにしている。アニメ映画の方も大好きなんですが、今こうして原作読了後に
2020/10/04
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