涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫)
涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫) / 感想・レビュー
absinthe
あえて言われなくてもハルヒはいつも暴走している。無敵の長門有希の介入を如何に和らげるか、作者の苦労が垣間見える展開。長門が全力を開放したらつまらなくなってしまう話もあるからだろう。永遠に続いてしまう夏休み、摩訶不思議な冬山の山荘から出られなくなる冬休み。キョンのツッコミがさえわたる。
2021/03/15
海猫
季節的にもエンドレスエイトが印象に残った。射手座の日のスペースオペラ的味わいも良い。バラエティーに富んだ短編集。
2011/07/09
mitei
表紙も微笑ましい感じだけど中身はフェルマーの定理やSFチックな要素が盛り込まれていて勉強になるというか面白かった。エンドレスエイトとか有名な話が盛り込まれていたのも良かった点。
2010/01/27
わか
あいかわらずの安定感です。2つの短編と1つの中編で構成されています。「エンドレスエイト」がやはり興味深かった。夏休みの2週間をえんえんとリピートするというお話。ハルヒにとって、夏休みにやり残したことがあったのですね。本人にもそれがどんなことなのか分かってないという・・。ラストはそっかーという感じでした。「雪山症候群」も面白かったです。雪山で遭難して、館に閉じ込められるんですが、今回は敵の顔が見えません。これも伏線となっていくのでしょうか。オイラーの多面体定理とか出てきて、数学が苦手な私だけど、理解できた。
2015/04/22
Aster
エンドレスエイトと射手座の日は消失に引き続き長門の話。しかしやはり雪山症候群。書き下ろしらしいが、涼宮ハルヒシリーズのひとつの展開点と言ってもいい。キョンだけではなく長門とハルヒも変化していく。変化は個人の成長によるものだけではなくSOS団としての団結力の証でもある。登場人物はみんな前に進んでいて止まることはない。だから読むのをやめられない。
2020/10/10
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