KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

銀のレクイエム (角川ルビー文庫 17-2)

銀のレクイエム (角川ルビー文庫 17-2)

銀のレクイエム (角川ルビー文庫 17-2)

作家
吉原理恵子
波津彬子
出版社
KADOKAWA
発売日
1993-09-01
ISBN
9784044342029
amazonで購入する

銀のレクイエム (角川ルビー文庫 17-2) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

猫大福

キラがなぜ故郷に戻ってきたのか、追われてもそこに留まろうとしたのか、その理由が判った時に泣き崩れた。これはBLでも耽美でもなく悲劇!『椿姫』や『ハムレット』を連想(いやどっちも読んでないけど)。誰か一人が悪かったのではなく皆が少しずつ間違っていた、というのが辛い。直接的にその咎を負わされたのがキラだけなのは不公平だが、全てを知ったときのルシアンの慟哭を思えば彼を責める気にもなれない。つくづく、憎悪は何も生み出さないのだとため息を吐くほかなかった。本来、ベターハーフとは性別で判断されるものではないと思うがル

2015/01/11

はる

読みながら気付いたら泣いていた、て体験をした初めての本。少し前に違う人の絵で再版されているのを見かけたけど、やっぱり波津さんの絵の方が私は好きです。

ちい

あんまりBLっぽくなかったけど切なくてよかった。

2018/10/12

毛玉ボール

悲話でとても考えさせられる終わり方で好きです。王は家臣に騙された被害者だけど、それ以上に王の気性がそうさせたのも事実。「覆水盆に返らず」「後悔先に立たず」狂う事で現実逃避するんじゃなくて、一生悲しみを引きずるって自分で落とし前つけて欲しかった気持ちもあるかな・・・

2014/02/07

みも

切なくて涙が自然と出てくる本。ずっと気になっていた本だったので読めて良かった・・・。[JUNE]が好きな方におすすめ。こういう感じとても好きだなあ。吉原さん独特の文章表現も今より昔の方が読みやすいかも。ルビー文庫じゃない新しい方も手に入れたので、どう変わっているのか楽しみ。

2014/01/19

感想・レビューをもっと見る