そのとき鋼は砕かれた (角川ビーンズ文庫)
そのとき鋼は砕かれた (角川ビーンズ文庫) / 感想・レビュー
合縁奇縁
手に入れると大切な人に自分のことを忘れられてしまうという悪神ゼフリートの篭手“タンクレード”の後継者になってしまったフランチェスカ。他の継承者を探す為に恋人シグルドとともにエシェロンの天空都市へ。ミルドレッドとエルゼリオの出会いも明らかに。設定はシリアスなのに、フランのギャグが和ませる
2018/12/05
でんか
蔵書整理で再読中。とりあえず、今巻もグイグイ話は進む。ミルドレッドの奥さん、セルマゲイラの国に行く話がメイン。そこでまた出会いがあって、また深みにはまっていくフラン。商魂たくましい彼女がヒロインなので、なんとなく明るい調子にはなるが、扱っているテーマは重たい。今回は、国の存在とは、といったことか。セルマもオシリスもいいキャラです。が、為政者とは…難しいですな~。
2017/11/04
deltazulu
うれしはずかし計画が発動しようとすると邪魔が入るのはお約束ですが、恋する乙女っぷりが可愛いな……それ以上に姉御っぷりが素敵なんですけど。エシェロンの次期王となるオシリス相手に、ぽんぽん助言して、過ちに気づいたときには揺れることもあるんだけど、間違いを正そうと問いかける言葉に宿る強さが素晴らしかった。あのシーンはゾクゾク。それにしても、手のひらの上でころころ転がすことが好きなミルドレッドは、いろいろ暗躍していましたが、その余裕の顔もいつまで持つのだろう。エルゼリオがもし呪いにかかったら……不安ですね。
2010/08/17
めぐみこ
ザッツ異文化交流。まじ異文化だエシェロン…。今後の展開以上に、青い髪の彼らがなぜ絶滅してしまったのかの方が気になって仕方ない。
soundsea
思い返しの再読その2。この異文化の描き方は高殿円だなあとしみじみおもった。
2009/04/25
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