秒針を止める放浪者―ヴァムピール・アリトス (角川ビーンズ文庫)
秒針を止める放浪者―ヴァムピール・アリトス (角川ビーンズ文庫) / 感想・レビュー
りゅう☆
鴨川に似た男が病院で遺体を食べているという。一体誰?それは狼の毛皮を纏う者-ヴコドラクだった。斎藤でも勝てないほどの強さを持つ男は優人をいじめてた赤間だった。辛いあの頃が蘇る。読んでて苦しいな~。でも絶対にアリトスが守ってくれる、そう信じてるのに一瞬の隙をついて優人を狙ってくる。何度も危機が訪れ、鴨川母が連れ去られ助けに行く優人。ギリギリまでアリトスは呼べない。そして愛により決着ついたと思ったらアリトスが…。今まで彼と過ごしてきた時は夢だったのか?安堵感漂うラストだったけど、もっと彼らの物語を読みたいな。
2018/11/03
nono
シリーズ完結。このレーベルだとこんな結末が落とし所なのかな、テンポ良く楽しめたけど、かなりあっさりした印象。ヴァムピール、ダムピール、狼男まで出てきたけど主人公の優人はあくまでも人間のまま。互いの存在に苦悩するようなBのL展開を期待しただけにちょっと肩透かしかも。しかし絶妙の掛け合いは何時もの榎田先生、さくさくと楽しく読了。
2017/05/28
ロェント
愛すべき馬鹿、カモが巻を追うごとに好きになりました。 綺麗にまとまったけど、いっそBLにしてもう何巻か読みたかったです。
2012/06/15
らいしょらいしょ
再読。けっこう内容を忘れてた。カモはいい子だったんだなー。それにしても、食生活はなんとかした方がいいよ。そしたら勉強もちょっとはやる気になるかも?(笑)アリトス、優人の娘ねらいは変わらないんだろうけど、優人本人も大事にしてくれてるようだ。1年でのリカバリー。”娘”を手に入れるまで、また何かのフリして人間界に紛れて暮らして行くのだろうな。これはこれで一旦終了なんだね。優人がパパになってからのエピソードも読んでみたい。
2016/08/21
メグメグ
確かに大げさなこと言ってたわりにすぐ復活したアリトス。でも、少年少女の成長物語として気分よく読み終わりました。ただ、永遠の命を持つ者の寂しさ等を もうちょっと書いて欲しかったなとも思いました。
2009/11/03
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