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オペラ・カンタンテ 静寂の歌い手 (角川ビーンズ文庫)

オペラ・カンタンテ 静寂の歌い手 (角川ビーンズ文庫)

オペラ・カンタンテ 静寂の歌い手 (角川ビーンズ文庫)

作家
栗原ちひろ
THORES柴本
出版社
角川書店
発売日
2005-12-28
ISBN
9784044514020
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オペラ・カンタンテ 静寂の歌い手 (角川ビーンズ文庫) / 感想・レビュー

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つたもみじ

シリーズ第二幕。ファンタジー。薬師カナギ、詩人ソラ、元暗殺者ミリアンの三人は不死者を求め、不死の魔導師カエキリアの治める地へと。私怨により詩人を追うバシュラールや、ウーチェレット、追手は続々。魔物の呪いにより死に至る病に侵されているカナギは神に近づけるのか。ミリアンは少し雰囲気が柔らかく感情が見えるようになって、自分で考えて行動しているようなのが嬉しい。そして詩人ソラ…ラストシーン…いや、人間の領域は軽く超えているとは思っていたけれど…まさかよの。三人が拗れそうで拗れず、何だかんだ仲が良くて楽しい。

2016/03/22

yosa

序盤からイベントが次々起きて、次々に解決していくからテンション高い読み心地が常に提供されているというのに、読み手である私がいまいちこのテンションに乗り切れなかったのはどういうわけだろう?たぶん目的意識の問題だと思うのだけれど、主人公格のカナギが何をしたいのか前巻でわかっているはずなのに、当の本人にその意識が低いというか、目的に向かって一直線!!という感じがなくて、回り道とか唐突な外伝とか読まされている気がしたとかそんなことが原因なのだと思います。詰まらないわけではなくとても面白いのに手応えが足りなかった。

2023/01/27

つかさ

シリーズ再読中。カナギ、ソラ、ミリアンの一行は不死の魔導師が治めているというカエキリアの地に向かうことに。カナギの不死を求める旅は続きます。最後はちょっと意味深な感じ。不死者殺しの詩人と鳥の神、世界の王。この世界の背景がうっすら透けてきます。世界の構造を読み解いていくのもファンタジーの醍醐味ですよね。

2013/12/20

かや

なんとなく、この物語の世界がわかってきた。終章の老人との会話って詩人は……だということなのかな。前回よりも仲良くなっている3人の会話が楽しい。それぞれの印象は、死なないために生きようとするカナギに、生きながら死んでいるソラ、生き方を探しているミリアン、という感じかな。おどけているようにみえて何を考えているのかわからないバシュラールの詩人に執着理由もわかり、これから3人にどう関わって行くのかも気になる。羽を刈られた鳥はいつか遠くに行くことができるのかな?

2014/03/31

よっち

2巻。前回に引き続き、味方も敵も、危機的状況であっても関係なく繰り広げられる軽い掛け合いが堪らなく好きです。理解のできないものへの反発と、殺意にも似た衝動を持っているのに、何故か嫌いになれないキャラばかりなのはそのせいかな。

2013/09/19

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