風水天戯 巻之一 開け!運命のとびら (角川ビーンズ文庫 77-1)
風水天戯 巻之一 開け!運命のとびら (角川ビーンズ文庫 77-1) / 感想・レビュー
キキハル
ビーンズ小説大賞・大賞受賞作というだけのことはあって面白く読みました。星淑は皇帝の8番目の公子。だがいつも無視されいじめられる彼は、虫の観察を唯一の楽しみとしている。ひょんなことから風水に首を突っ込み、小人のような仙人・揚老子に教えを請うことに。青鳥の羅盤、天の秘術の経典、蟲毒の儀式など盛りだくさん。星淑は幼い頃のように兄弟仲良くしたいのに、政治的な駆け引きや能力差のせいですれ違う兄たち。果たして風水で解決できるでしょうか。癖のありそうな人物の中でも趙子風と韓潤がお気に入り。次は何を仕掛けてくるか楽しみ。
2010/12/06
のほほん@灯れ松明の火
大賞受賞作ということと、表紙が気に入って購入してみました。 サラサラーっと とても読みやすかったです。主役の星淑のことが最初は、少し苦手でしたが、二人の兄を大事に思っているのが よーく伝わってきて、そこからは好感をもって読むことができました。 風水の細かなことは全然わからないですけど、読み終わった後は、窓を開けて空気を入れ替えて、部屋を少し片付けよう!という気になりました。
2010/12/06
藤月はな(灯れ松明の火)
風水が個人によって対処法も違うということから「西に黄色の物を置くと金運が良くなる」などの巷で手軽に伝えられている風水のイメージが崩れて新鮮でした。口が悪いけれどもいい登場人物たちも実はブラコンの英祥も面白かったです。兄のいじめにも心情を慮り、受け流せる星淑は間違いなく、何事にものらくりとしている王の子だと思います。ところで漫画の「屍鬼」でも思いましたが藤崎氏のイラストは本当に独特ですね^^
2011/07/30
魚占
宮廷内の勢力争いから取り残され、誰からも見向きもされない第八公子星淑。風水に詳しい楊仙人と出会い、自分を変えていこうと悪戦苦闘するお話。幼い頃の兄弟の思い出を「昔のこと」と切り捨てられず、謀反を企む第二公子のかわりに、自らが罪をかぶろうとする。甘いのか、優しすぎるのか、のんきなのか?でも、彼いい人ぶりに救われた人が、彼を支え、なんとなく丸く収まってしまった。結局、ただの兄弟げんかだったんじゃ……、/今後、彼がどう成長していくのか、期待したい。
2010/12/12
もよ
結構、おもしろかった。風水すごー!雷まで落とすのか…侮りがたし。さて、まだ続巻があるみたいだしこれから星淑がどう化けるか楽しみだ。
2010/12/10
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