ラプラスの魔 (角川文庫―スニーカー文庫)
ラプラスの魔 (角川文庫―スニーカー文庫) / 感想・レビュー
みんち
引き続き、懐かしのゲーム小説から。山本弘氏の「ラプラスの魔」を読了。山本弘氏といえば 現在では日本SF作家の大家として、またトンデモ本の研究会「と学会」の初代会長などとし ても知られるが、その氏の商業向け長編小説のデビュー作がこの本である事は意外と知られて いない。この本の原作となったのはWindows以前の時代にパソコン用RPGとして発売 された同名のゲームで、後にPCエンジン、スーパーファミコンなどの家庭用にも移植された が残念ながら知名度は今一つ。
2017/03/21
ゆーいちろー
我が青春の読書とも言うべき、一冊。久しぶりに読み返しても面白い。昔は分からなかった作中の小ねたにも思わずにんまりしてしまう。テーブルトークRPGにも造詣が深いだけあって、多少あざとさは感じられるものの、キャラクターの行動の必然(再びあちらの世界に向かう理由など)に意識を用いていると感じた。正統派和製クトゥルフ神話の中では、今だに三本の指に入る作品ではないかと思う。ライトノベルなどという区分わけができる前のジュニア小説のレベルを推測できる貴重な1冊だと思う。
2010/09/24
さわき
面白い!健一郎がかっこいい。ファンタジー世界ならゾンビだとかグールってありふれた敵だけど、現実世界にそれが現れた場合の恐ろしさや禍々しさの描写が秀逸だと思う。それにしても健一郎がかっこいい。結城信輝氏の挿絵もいい。
2014/05/10
あおぼしまどか
懐かしい!中学生の時はまった!SFC版も88版もクリアしてないけど厨二的要素にどっぷりハマったし、グループSNEの中ではは山本弘が一番文章が上手いと思ってる。(最近のSFは読んでないが…) あとこの表紙でなくては!日下部くんの絵、よく真似して書いていたなあ…色っぽくて素晴らしい絵ですよね!
れるむでふ
ゲームは鬼畜だった。なので小説読んだ。色々と知識の土台になったお気に入りの本。
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