サクラダリセット5 ONE HAND EDEN (角川スニーカー文庫 こ 1-1-5)
サクラダリセット5 ONE HAND EDEN (角川スニーカー文庫 こ 1-1-5)
- 作家
- 出版社
- 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日
- 2011-04-28
- ISBN
- 9784044743055
サクラダリセット5 ONE HAND EDEN (角川スニーカー文庫 こ 1-1-5) / 感想・レビュー
まりも
異能青春物語の5冊目。ケイが管理局の依頼を引き受け、九年間眠り続ける女性の「夢の世界」へ向かう話。最終章突入に向けた準備は完了って感じですね。物語のカギを握るであろう人物がある程度出揃い、思惑が少しずつ判明してきた事で、いよいよ終わりが近づいてきた感じがします。内容自体は厚さの割に微妙でしたが、リセットした事で失ってしまったものの大きさや夢の世界での野良猫屋敷のお爺さんの話とワンハンドエデン等々は印象に残りました。淡白なのに、読み応えがあるからこの作品好きなんだよなぁ。残り2冊も大切に読みたいと思います。
2016/04/11
ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう
短編集の4巻を挟んで、後半突入の5巻。大分雲行きが怪しくなってきたな。3巻までの平和さがない。いや、ケイと美空はなんだか甘酸っぱい感じに近づいてはいるけれど。美空と相麻それぞれの考え方が面白い。ケイどれだけ愛されてんの。チルチルミチルは、ふーんという感じ。それよりも管理局が裏で大きく動こうとしてるのが気になるし。新しい登場人物も出てきて話合うのがちょっと大変だったかも。でも相変わらず野ノ尾さん絡みはイイ話が多くて好き。猫好きにはたまらんキャラクターですね。さあ次回の展開は??六感はよ読も。
2014/10/07
yoshimi
シリーズ第5弾。やっと物語の後半に向けて動き出した感じ。この歳になると感受性が鈍過ぎて、なんだかいろいろ突っ込みたくもなるけど、若い子にウケルのもなんとなくわかるので、無粋なことは書くまいとする 笑。ここまで来たので、とにかく最後まで見届ける予定。
2018/06/14
豚山田
個性的な物語は好きです。しかし感情の発露の乏しい物語は好みでありません。その狭間にあって人知れず頭を抱えるのが本作の恒例となりました。今回リセットの使い方は好感触。また水彩タッチの様な淡い色使いの描写も首尾一貫、その為に色々と犠牲になっているなぁと感じつつも逆に頑固さすら感じられてむしろ好印象。ちょっと他のラノベにはない良い個性があります。しかしどこか浮世離れしたキャラ達だけに感情移入できる余地は少なく、動機も見え難いので先が気にならない所が如何にも苦しい。次巻も景気付けに一杯飲ってから読むことにします。
2014/04/30
にゃんころ
夢の世界、ワン・ハンド・エデンに関する事が中心で、哲学的な内容も少し。重要な描写は多々ありましたが、どうしてもミチルサイドの印象が強いですね。野ノ尾さんとお爺さんの話が一番良かったかな。宇川さんの最初の行動は体育会系な感じであまり好きになれない。ケイの活躍で覆ってはいるけど、どうも…。ここにきて浦地というボスっぽい人物が登場しましたが、これは素直にラスボスなんだろうか、単なる当て馬なんだろうか。リセットの一番の被害者、重い言葉だなぁ。菫の目的がまだはっきりしないのが歯がゆい。今後どんな展開に転ぶんだろう。
2013/03/07
感想・レビューをもっと見る