サクラダリセット6 BOY、GIRL and ‐‐ (角川スニーカー文庫 こ 1-1-6)
サクラダリセット6 BOY、GIRL and ‐‐ (角川スニーカー文庫 こ 1-1-6)
- 作家
- 出版社
- 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日
- 2011-11-30
- ISBN
- 9784044743062
サクラダリセット6 BOY、GIRL and ‐‐ (角川スニーカー文庫 こ 1-1-6) / 感想・レビュー
まりも
異能青春ファンタジーの6冊目。復活後、姿を見せなかった相麻菫からケイに奇妙な連絡が届くところから始まる話。これはヤバい。これまでで一番心に突き刺さる内容でした。特に相麻の死の真相と、彼女が流した涙はあまりにも切なく、その純粋すぎる想いに胸を打たれました。この作者さんが描く恋愛はとても儚くて美しいからすごく好きです。透明感のある文章で描かれることで、より美しく感じる事が出来るから素敵ですね。ラストのケイにも胸を打たれたし、最終巻どうなるのか非常に楽しみです。幸せが訪れる事を祈りながら読もう。
2016/04/12
らじこ
再読。内容が好きでこの巻から読み始めたので5巻までの筋書が思い出せずなんだったかな、と疑問に思うものもしばしばあったけれど。やはり菫の告白がとてもよかった。ケイにしても菫にしても美空にしても、この作家さんの愛の表現がさりげなくわかりやすく、深くて、強くて好きだ。メインの三人の透明感のある心の強さがとても切なくて、そんなところも素敵だなと思う。弱さや間違いまでも深く愛し許容するこの物語の強さに、私自身が自分を許せない弱さを持っているからだろうか、憧れに似た想いを抱いた。
2015/12/04
らじこ
シリーズのなかで一番好きな巻。動きはじめた春埼の気持ちもその幸せな結果も、すべては一人の女の子の犠牲があってこそ。相馬のラストの告白は、とても切なく尊敬に値するものだった。大好きな人の大切な想いを守るために、今まで頑張りすぎてきた彼女の愛の大きさがわかり、思わず泣きそうに。これこそ純粋でわがままな、けれど親ほど深い真実の愛。そこに確かな優先順位と答えを持っているケイに素直に好感が持てる。
2011/11/30
星野流人
おもしれ〜! シリーズ物として、ここまでのストーリーの隙の無さに脱帽。最終章ということで今までに登場してきたオールキャストが総出演。それだけでもワクワクするというのに、ストーリーの完成度も半端じゃない。ここまでにあった出来事……相麻の死やそれぞれの能力者たちの能力、すべてがちゃんと意味を持ってこの物語を構成している。咲良田から全ての能力を消し去ろうという計画に、果たしてケイは抗えるのか!? いよいよ次で完結ということですが……寂しさよりまず先に「早く完結編が読みたい!」という気持ちが来ている。
2011/12/05
にゃんころ
これで暗躍していた人達の目的や行動がほぼ語られた事になります。相麻菫が嫌いな少女、なるほど。いろんな人の想いが描かれた分、最終巻への期待が高まります。さぁ、読もうか。
2013/03/12
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