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渡辺淳一全集 第1巻

渡辺淳一全集 第1巻

渡辺淳一全集 第1巻

作家
渡辺淳一
出版社
KADOKAWA
発売日
1996-11-01
ISBN
9784045736018
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渡辺淳一全集 第1巻 / 感想・レビュー

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杜のカラス

いい本だった。恥ずかしながら、渡辺淳一という小説家、官能を主題にするとしか考えていなかった。この全集の第1巻を読む限り、多少の男女関係は出てくるものの、シリアスな読み応えのあるものばかりだ。医者らしく、医療関係がほとんど。それはそれで専門家としての視点を踏まえて、素人にも、共感できる点が多い。疾病・負傷、入院や手術、誰しも少しは経験やそれなりの思いがある。加えて、心の動き、羨望や憎しみなども、なかなかに感動的に表現している。また読みたい本ではある。全集のひとつの巻だけに18編全体が、強い印象がある。

2022/05/27

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