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渡辺淳一全集 第2巻

渡辺淳一全集 第2巻

渡辺淳一全集 第2巻

作家
渡辺淳一
出版社
KADOKAWA
発売日
1996-09-01
ISBN
9784045736025
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渡辺淳一全集 第2巻 / 感想・レビュー

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杜のカラス

花埋みも、白き旅立ちも、いい、面白い本だった。小説というか、フィクションというか、創作だけに読書を引き込む、上手な作品、史実に基づいたモデルもいるのだとは思う。いづれにせよ、ありうることでもあるし、テーマは、明治時代での女性の立場と日本最初の女性医師、また女性最初の本人希望の解剖、それぞれ明確な前向きな姿勢が見える。それぞれ男との出会いも、本人の意思に沿った、ある意味、立派な男性であることも素晴らしい。なかなかいい異性と出会うんのも難しい。全集の3冊目、次は、どんなかなと愉しみである。

2022/06/13

アポトキシン

『花埋み』のみ読了。とある書評ブログに『花埋み』は「ひと言で言えば大人が読む偉人伝だ」と書いてあった。私はそれは正しくその通りだと腑に落ち、伝記ではあるが子供向きでは無いと思った。一般的な小学生向けの伝記は、一般的にその偉人がいかにも人格者であったかのように描くが、本書の主人公荻野吟子は、努力家で精神的に自立はしているが、厚かましくて自信過剰、さらにはキツい性格という負の部分も赤裸々に描かれているので、読んでいて非常に興味深く、新たな発見もあった。

2020/09/21

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