渡辺淳一全集 第5巻
渡辺淳一全集 第5巻 / 感想・レビュー
杜のカラス
純子は、著者の初恋、若い頃(高校生)の思いをかけた女性、この純子が奔放な男性遍歴をしたために、著者もまた女性を信じることができず、官能小説家に走ったとの説もあるようだ。おそらく別である。小説もいろいろ、官能小説だろうと、歴史小説であろうと、ただのフィクション、こうあれかし、こうだと面白い、そんな流れでできた作り物、だから面白い。現実は、現実として、面白いものではない。純子の場合、あくまでもフィクション、フィクションでないとすると、著者の妄想、そんなことを考えると、小説も面白いくない。真実は小説より奇なりと
2022/08/04
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